中田宏チャンネル_170627_#518_インド工業

インド特集・第3弾「安保編」です。

まずご紹介するのがインド視察の第1弾でご紹介したスズキ自動車のさらに先にあるニムラナ工業団地です。
ここに入っている企業はカミソリの貝印(Kai India)やエアコンのダイキン工業があります。

【これがインド・車の製造編】人口は日本の10倍!まだまだ伸びる〜
http://nakada.net/blog/9773

KAI india

(ニムラナ工業団地内の貝印(Kai India))

daikin3
(ニムラナ工業団地内のダイキン工業)

この工業団地は日系企業向けですが、すでに8割が埋まっていて貝印やダイキンを含めた経済発展インドの人々の生活水準の向上がよくわかる場所でした。

次に、インドでは街中を歩いてみました。

オールドデリー
(ムガル帝国時代の首都・オールドデリー)

イギリス統治時代から首都はニューデリーに移っていますが、この写真はムガル帝国時代の首都・オールドデリーです。
電線が切れて垂れ落ちているような”いかにもインド”な雑多な街でした。

街中にはGST(物品・サービス税。Goods and Services Tax)という物品サービス税の導入を国民に周知するための大看板がありました。

GST看板
(GST(物品サービス税)を告知する大看板)

これまで州ごとに違っていた税収を一本化するための”70年前のインド独立以来の大税制改革”だそうです。

さて、インドの国際情勢に目を向けてみると、インドと中国は緊張関係にあることが挙げられます。
インドと中国の国境は4000km前後あり、1962(昭和37)年の印中国境紛争でインドは中国に大敗しているため、常に緊張関係にあるのが中国と、隣のパキスタンというのがインドの事情です。

IndiaPakistanChina

インド・中国ともに大国ですから協力関係を築いていかなければなりません。
2005年にはマンモハン・シン首相(インド)と温家宝首相(中国)(いずれも当時)「両国が領有を主張する範囲の中で、人口密集地は争いの範囲外」と合意をしています。

インドが現状、実効支配し、かつてから領土として主張している”南チベット”についてもその合意に含まれていました。しかし、その後中国が「南チベットは自分たちの領土だ」と急に方針を変えたとしてORF(オブザーバー研究財団。Observer Research Foundation)の幹部はあたかも「尖閣諸島と同じだ」と説明をしていました。

ORF
(ORF(オブザーバー研究財団。Observer Research Foundation)との会合)

この意味でも、現モディ政権は日米あるいは日米豪で安全保障の協力を進めています。
インドは歴史的に非同盟主義=どこにも属さない外交を行ってきましたが、最近は戦略的自立主義と呼んで各国との連携を深めています。

特に日本とは、
2014年 モディ首相が来日
2015年 安倍首相が訪印
と、相互シャトル外交を繰り返している特別な関係です。

これは両国政府間で戦略的グローバルパートナーシップと位置づけられ、そのなかには自由で開かれたインド洋・太平洋戦略があります。
安全保障上で中国を睨みながら、日本とインドの関係は特に重要といえるでしょう。

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