中田宏チャンネル_170329_#456_ロシア暗殺

先週23日、ある元ロシア下院議員がウクライナで射殺されました。
デニス・ウォロネンコフ氏という方で、昨年ウクライナ国籍を取得し、ロシアのウクライナ南部クリミア半島の編入を批判するなど反ロシアの主張を繰り返していた人でした。

ロシアのこの手のニュースは時々、伝わってきます。
最近では2015年2月に元第一副首相、ボリス・ネムツォフ氏がモスクワで射殺されています。
この人はエリツィン政権の副首相でプーチン時代になってから野党となりプーチン批判を繰り広げていました。
さらに有名なのは2006年11月の元ロシア情報将校、アレクサンドル・リトビネンコ氏のロンドンでの中毒死で、この人は「プーチンが陰謀・暗殺に関わっている」と暴露していました。

これらは報道で記憶に残っていたニュースですが、その他にも調べてみると
・2006年9月にマネーロンダリングを撲滅しようとしていたロシア中央銀行副総裁がモスクワで射殺
・2003年7月にロシア治安当局がチェチェン紛争勃発を意図して事件を起こしたのではと疑っていた国会議員が謎の食中毒
・2002年10月に石油利権の犯罪を取り締まろうとしていた知事がモスクワで射殺
など実はロシアにはいろいろと不審な死を遂げている人がいるのです。

これらはプーチン大統領や政府を批判していた政治家ですが、ジャーナリストでも謎の死を遂げている人は一人、二人でなく何十人と存在します。
ニューヨークに拠点を置く「ジャーナリストを守るための委員会」という組織は”最も危険な国”として
1位イラク
2位アルジェリア
3位ロシア
を挙げています。
1位2位は争いが起きている国ですが、一応そうでないロシアが危険な国3位とは何を意味しているのでしょうか。

4年前にモスクワに行った際、高齢のジャーナリストと会いました。
先方のオフィスで通訳と私の3人だけで話しましたが、氏はひとしきりプーチン批判をした後に次のように話しました。
「プーチン批判はこの国では誰もしないけどね」
「すれば殺されかねないから」
「私は高齢者だからもういいけど」

また、知人の日本人ロシア研究家も
「あんまり言ってるとオレも殺されかねないからな」
と言っています。

物騒な話題の多い北朝鮮だけではなく、ロシアも怖い国です。


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