中田宏チャンネル_170328_#455_鉄道民営化

この4月1日で国鉄がJRに変わって30年の節目を迎えます。

国鉄分割民営化から30年が経つわけですが、本州のJR東日本・西日本・東海は順調に推移してきた一方で、3島のJR九州・四国・北海道については当初から予想されたとおり苦戦をしつつ、それでもJR九州は鉄道事業以外で頑張って収益性を上げてきたようで昨秋に上場を果たしました。
翻ってJR四国と北海道は相変わらず厳しいようで特にJR北海道は「貧すれば鈍する」ように経営が厳しいからか重要な安全についても疑問視される始末です。
個人的には、いずれはJR北海道は東日本に、四国は西日本に吸収して旅客を一つのラインで繋ぐ経営にしてはどうかとも考えます。
さらにJRにはもう一つJR貨物がありますがこちらも当初の予想どおり苦戦していましたが昨今の陸運ドライバー不足から貨物が鉄道に切り替えられて黒字になりそうとのことで、この調子をキープして欲しいと思います。

いずれにしても国鉄(国有鉄道)時代は”公務員意識”丸出しで万年赤字でサービスもまるでなっていなかった頃と比べたら今やJR各社は民間になって一流の鉄道会社になったと感じています。

鉄道といえば、本日、大阪市で市営地下鉄の民営化が決定しました。
市会では維新の橋下徹・市長時代には自民党などに反発されていましたが、今回は賛成に回ったことで可決・成立しました。
私自身は大阪市の特別顧問時代もまた政党「維新」で一緒に活動している時代も地下鉄の民営化にはずっと賛成していました。

横浜市長時代に経営健全化しなければならない横浜市営交通(バス・地下鉄)に対して「自力で黒字化か」「民営化か」を迫り、公務員組織である彼らは自力再生を選択しました。
その後、結果的にバスは22年ぶりに経常損益が黒字に(平成19年)、地下鉄は25年ぶりに黒字(平成21年)になりましたが、これは「名よりも実を取る」決断でした。
本来は政治判断で民営化すべきと考えていましたが、当時、さまざまな改革を同時並行で進めているなかで民営化議論は遅々として進まなかったため、実をとって「自力で黒字化」に踏み切ったのです。

以前、小泉純一郎・元総理は一連の小泉改革を「民間でできることは民間で」とのスローガンで行っていました。
もちろん、民間ではできないこともあります。
民間では地下を採掘しては採算が合わないので公営で建設したが十分に資本回収ができた、などというところまで来れば、民営に任せるのは正しい選択でしょう。


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