中田宏チャンネル_170314_#446_皇室国会

昨年8月8日に天皇陛下が国民にご自身の思いを語られたビデオメッセージを出されました。
これを契機に天皇陛下の譲位についての法整備の議論が各党で行われてきましたが自民党と野党・民進党が歩み寄って成案になる方向性が見えてきました。

3月12日の読売新聞1面トップは「前日が東日本大震災から6年」でしたがその横に「退位 特例法で集約へ 民進 容認の方向」と記事が出ていました。
すなわち自民党は一代限り・今回限りの特例法を作るという法整備論を唱え、民進党はこれから先も代々に渡って使える恒久法として皇室典範改正を主張していましたが、もともと政局にすべきでないテーマでもあり、両者が歩み寄ったということでこれこそ国会のあるべき姿です。

具体的には次のようにまとまりそうです。

一時的な特例法か皇室典範改正か
→皇室典範を改正して特例法と一体とし両方にまたぐものに

退位について
民進党 天皇のご意思が必要で法律に書くべき
自民党 国政に関すると憲法に触れる可能性がある
→天皇のご意思も受けて国民の思い・理解が深まったという形の表現を特例法に盛り込む

皇位継承に関して
民進党 皇族の方々の減少のなか女性宮家の創設が可能となるように典範改正をすべき
自民党 全く触れておらず
→今回を機に与党・自民党は政府に安定的な皇位継承”等”の検討を遅滞なく進めるよう求める
(この件も重要で、民進党は良く主張しました)

与野党ともやればできるではないですか。
2年前の安全保障法制の議論の際にもブログに書きましたが、やはり与党も自分たちだけでの決定にはしたくありません。
野党も建設的な修正協議をすべきで一部の野党は賛成のスタンスを見せながら修正を求め閣議決定や附帯決議につなげましたが、この時の民進党はダメでした。

2015/9/29「【安保法審議を振り返る】建設的な議論はゼロではなかったのに…」
http://nakada.net/blog/2100

でも今回は「日本国を常に平和と繁栄へ」と祈られる天皇陛下の前で両者とも歩み寄れたとすれば、これは皇室の前例にするのではなく”国会の前例”として、今後も国家国民のためにお互い建設的に議論すべきではないでしょうか。


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