中田宏チャンネル_170313_#445_高齢者ドライバー

12日に改正道路交通法が施行され、高齢で認知症の方の運転免許取り消しが増えることになりそうです。

75歳以上の高齢者の運転免許証の更新は3年に1回で他の世代と変わりませんが、その際にスクリーニング(screening=選別)検査を受け認知症の恐れがある場合はこれまでは特別な講習を受けることになっていました。
今回の改正法ではスクリーニング検査を受けることまでは変わりませんが、認知症の恐れがある場合には“医師の診断”が義務づけられ、認知症と診断が出ると免許が取り消されたり停止処分となります。
また信号無視や通行禁止違反などの交通違反をした場合も同様に臨時の検査が必要になるそうです。

警察庁はこの法改正によってスクリーニング検査で医師の診断を義務づけられる人は年間約5万人、運転免許証の取消処分などは約1万5千人と推計しています。

以前のブログでも高齢者ドライバーの悲惨な事故について取り上げました。
2017/02/17「【割り切れない】横浜・集団登校事故、認知症「自覚ないから」不起訴」
http://nakada.net/blog/8623

何らかの対策は必要で今回の法改正は一歩前進と言えますが、今後は一定の年齢になれば免許の更新とその際の検査は毎年にして、その検査をパスするという目標を持って生活することも良いのではないでしょうか。

しかし運転免許を取り消すことで問題が根本解決するわけではありません。
自分で車を運転する方法以外に高齢者の足の確保が必要になります。
もともと運転免許を持っていない方もいれば、バス便などが少ない・無いエリアに住んでいる方もいるわけですから、高齢者の交通手段について行政は考えていかなければいけません。

いくつかの事例としては、千葉県柏市には指定の約440ヶ所の乗降場所から乗り合いタクシーが1回300円〜500円で利用できる「カシワニクル」というサービスがあります。

Picture柏
http://www.city.kashiwa.lg.jp/soshiki/140700/p017402.html

岡山県総社市はさらに使い勝手が良く、自宅まで迎えに来て目的地で下ろしてくれる乗り合いタクシー1回300円の「雪舟くん」サービスを実施しています。

総社市
http://www.city.soja.okayama.jp/kotsu/kurasi/shin_seikatu_koutuu/shin_seikatu_koutuu.html

いずれも行政がプログラムを作って地元の交通事業者やタクシー業界などと一緒に進めているサービスで、こうした取り組みは全国に広げていく必要があるでしょう。


「YouTube」ボタンからチャンネル登録をぜひよろしくお願いします!