中田宏チャンネル_170220_#430_映画太陽の下で

※いわゆる「ネタバレ」しますので予めご了承下さい

2月15日のブログでは衝撃的な金正男氏の暗殺について扱いました。
2017/02/15ブログ「【金正男暗殺】思い出す15年前の政府のお粗末極まりなさ」
http://nakada.net/blog/8588

またその3日前、12日早朝には日米首脳のゴルフ後の食事中に北朝鮮がミサイルを発射するという一報もありました。
北朝鮮が次から次へとやらかしていますが、鈍感になってはダメだということは昨年のブログでも書いています。
本当に鈍感になってはいけません。
2016/4/1ブログ「【北朝鮮ミサイル連発】私たち、すでに術中にハマってない?」
http://nakada.net/blog/4617

ミサイル発射の一報を受けた安倍総理が「すぐに声明を出す」と言うと、トランプ大統領も「俺も行く」と言って共同声明になりました。
安倍総理は「国連決議を完全に遵守すべき」と北朝鮮を強く非難しましたが、北朝鮮は国連の一員ですから当然です。
“国連決議”とは去年3月2日の「国際連合安全保障理事会決議第2270号」を指します。
いわゆる安保理決議で、その前段には次のように書いてあります。(※外務省サイトより)

Picture1

『国際連合安全保障理事会決議第2270号 和訳
(外務省告示第67号(平成28年3月11日発行))

安全保障理事会は、

決議第825号(1993年)、第1540号(2004年)、第1695号(2006年)、第1718号(2006年)、第1874号(2009年)、第1887号(2009年)、第2087号(2013年)及び第2094号(2013年)を含むこれ
までの関連する決議…』

何やら「◯号・◯号・◯号」と続いていますが要するに「北朝鮮はこれだけ決議を出しているけれども全然守っていないが、これ以上の核実験や弾道ミサイルの発射実験を行わないよう求める。さらには今後のミサイルや核計画を放棄するという決定を再確認する」という決議です。
つまり「今まで何度も何度も言っているのだからしっかり守りなさい」ということを“もう1回決議する”内容です。

一体この国どうなっているの?と多くの人が思っているでしょう。
職場や子供のしつけの場でも「二度も三度も同じことを言わせるな!」と言うことがありますが、三度どころではない決議を出されるこの国はよほどアホかいな?と思うかもしれません。

しかし、先日、ある映画を観た私には北朝鮮の人たちがどう思っているかが実によくわかります。
『太陽の下で−真実の北朝鮮−』という映画です。
http://taiyouno-shitade.com/

ドキュメンタリー映画を手掛けるロシアの監督が北朝鮮の庶民の暮らしを撮ることを目的に、北朝鮮当局に2年間も撮影許可を働きかけ何とか認められて始まった撮影でした。

しかし実際にはお目付け役である北朝鮮の監督が家族のセリフから全て逐一に指導して何度もやり直させていきます。
途中でロシア人監督は主人公のジンミという8歳の女の子(日本では小学校3年生)のお父さん・お母さんが実際の職業と変えられていることやその他さまざまな演出に気付きます。
“これは本当の庶民の生活ではない”と分かってから振り付けや指導などが行われる様子など裏側のシーン全てもカメラをまわしっぱなしにして収録したのです。

金日成(北朝鮮・初代最高指導者)生誕記念のために人民が狩り出されて笑顔でダンスの練習をしますが、終わった後の「あーやっと終わった。やれやれ」という表情も見られます。
また、ジンミの小学校での授業風景では、「いかに日本が過去に酷いことをやったか」という作り話や「日本・アメリカ・南朝鮮(韓国)がこの国を狙っている」から「尊敬すべき将軍様がミサイル・核実験で国を守ろうとしてくれている」「ありがとう!!!」といったシーンが続きます。

金正男氏の暗殺については北朝鮮では報道されていないようですが、ミサイル発射は大々的にテレビで流し、北朝鮮の人民は拍手喝采で「将軍様のおかげ!」と思っているに違いありません。
この映画を見るとそのことが手に取るようにわかりました。

孫子の兵法「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」のとおり、皆さんもこの映画をご覧になってはいかがでしょうか。
おすすめします。

映画『太陽の下で-真実の北朝鮮-』
全国各地で順次ロードショー
http://taiyouno-shitade.com/


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