トランプ米大統領が署名をした「入国制限に関する大統領令」が大きな波紋を呼んでいます。
入国審査を厳格化するまでの間、シリアなどの難民の受け入れを120日停止、さらにイラク・イラン・リビア・ソマリア・イエメン・スーダン・シリアの7カ国の一般市民も90日間入国禁止という内容です。
報道などによると28日夜までに入国を拒否されたもしくはアメリカへ向かう飛行機の搭乗を拒否された人は200人を超えているということですが、このうち少なくとも109人は
アメリカ行きの飛行機に搭乗
↓
大統領令が発令
↓
アメリカに到着
↓
入国拒否!
ということですから、いくらなんでも「これはないだろ!」という話です。
またエジプト航空はエジプトの首都カイロからニューヨーク行きの飛行機に乗ろうとしたイラク人の親子4人を搭乗拒否したということですが、この4人もアメリカの入国ビザやフライトチケットは取得していて座席も予約していたのに拒否されたということで、当事者は理不尽極まりないと当然思うでしょう。
人種や出身国で十把一絡げに拒否するのは完全に差別ですが、通常こうしたことを行うのであれば「いつから厳格化します」「いつから拒否します」と予告するの筋でしょう。
もしかしたらトランプ大統領はショック療法的に、かつ先に予告したら駆け込み需要・入国が増える可能性があるのでそれを防ぐためにこうしたのかもしれませんが、とすると90〜120日の期間後にどういう対応するのかが注目です。
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