中田宏チャンネル_170125_#412_ガジリオネア

1月17~20日、スイス・ダボスで世界経済フォーラム(WEF・World Economic Forum)のいわゆる”ダボス会議(年次総会)”が開催されましたが、その直前、会議に合わせるようにNGO団体・オックスファム(Oxfam)が「世界人口の約半分・36億人分の総資産と世界の大富豪・上位8人の資産はほぼ同額」という発表しました。

そこで世界の富豪を調べてみると次のようです。

【世界の大富豪・上位8人】
マイクロソフト創業者 ビル・ゲイツ (アメリカ)
アパレル「ZARA」創業者 アマンシオ・オルテガ (スペイン)
投資家 ウォーレン・バフェット (アメリカ)
携帯・通信 カルロス・スリム (メキシコ)
Amazon創業者 ジェフ・ベゾス (アメリカ)
Facebook創業者 マーク・ザッカーバーグ (アメリカ)
オラクル会長 ラリー・エリソン (アメリカ)
テレビ・メディア マイケル・ブルームバーグ (アメリカ)

スペイン人とメキシコ人1人ずつ以外は全てアメリカ人で、そのほとんどが耳に馴染みのある企業の創業者です。
元ニューヨーク市長でもあるブルームバーグ氏は市長職ではなくテレビ局ブルームバーグの社長・メディア王として儲けたのでしょう。

経済があまり発展していない国などを考慮すると今回の報告はあまり参考にならないのではないかと思いますが、次に同様の視点で一つの国のなかで調べてみました。

アメリカ
所得 富豪上位10%が全体の50%を占めている
資産 富豪上位10%が全体の71%を占めている

日本
所得 富豪上位10%が全体の41%を占めている
資産 富豪上位10%が全体の34%を占めている

アメリカに比べれば日本が格差が少ないことがわかります。
特に資産はアメリカの富豪が71%を占めているのに対して日本は34%ですから、日本はそこそこ所得がある人たちがそれなりに預貯金をしているということでアメリカより格差は少ないということでしょうか。

アメリカ・トランプ大統領の誕生はこの”格差”が要因ということは昨年のブログで書きました。

2016/11/10「アメリカ大統領選】「ヒラリーで良かった」と、いうことだ」
http://nakada.net/blog/7330

第2次世界大戦に繋がる要因の一つとなった1930年代の世界大恐慌では景気が一挙に後退しましたが、当時も格差が大きく広がったためいろいろな対策が講じられたそうです。
今回の格差はアメリカでは1970年代から、日本では2000年代から広がっており、ある意味で”嫌な兆候”です。

さて、タイトルにある“3G”と“がじりおねあ(ガジリオネア)”はトランプ政権の閣僚を指すキーワードです。
新閣僚にアメリカ大手金融機関「ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)」出身者、「ジェネラル(General・将軍)」、そして「ガジリオネア(Gazillionaire)」を多く登用したので、その頭文字をとって「3G」と揶揄されているのです。
かつてはミリオネア(百万長者)やビリオネア(億万長者)が騒がれましたが、今は”ガジリオネア(億兆長者)”が話題、要するに”富豪、大金持ち”政権ということです。


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