20161129

政府与党がビール類の税額の議論をしており、10年後の2026年までに一本化されることになりそうです。

コンビニや酒屋さんなどで売られているビール・発泡酒・第3のビールなどにはそれぞれ定義があります。
麦芽の使用比率3分の2以上がビールで、それ以外の発泡酒や第3のビールはそれぞれ麦芽比率が違い、これによって酒税額も違います。

350ml缶の税額;

種類
税額
ビール77円
発泡酒47円 ※麦芽比率25%未満のもの
第3のビール28円

これらによって見た目は同じようですが味や風味が多少違ったり、税額が反映されて価格が違うのが現状です。

このことについては衆議院議員時代の平成8年4月26日、衆議院・大蔵(現・財政金融)委員会で最初に取り上げました。
約20年前は今よりもっと価格に差がありましたが、大蔵省が課税強化の方針を打ち出したため、「それはけしからん!」と当時の主税局長・薄井信明氏(後の大蔵事務次官)に議論をしかけたのです。

「企業が努力してビールと同じような味に近づけて消費者の嗜好に合わせたものを作り、それが売れたら課税するのであれば企業努力は水泡に帰す」
国は企業努力を引き出し繁栄できるような環境を整えなければいけないのに、これでは企業はバカバカしくてやってられないですよ!」

海外ではビールに誇りを持つドイツが「麦芽100%でなければビールではない」と定めていますが、その他の国では厳格な決まりもなければ税額も一定が主流です。

350ml缶の各国のビール税額

税額
日本77円
イギリス63円
フランス18円
アメリカ10円
ドイツ4.5円

日本の税額はドイツに比べると約17倍、アメリカと比べても約8倍です
海外に行くとビールを安く感じるのは税額の違いからですし、かつては国内の居酒屋でビールを飲んでいる時に「半分は税金だもんなぁ」なんて話したものです。

20年前の議論に戻ります。
※議論の詳しい内容はぜひ衆議院のホームページ(議事録情報へ遷移します)をご覧ください。

あの時は怒りました。
理由は2つあります。
1つは企業努力を台無しにする国であることと、もう1つは増税が本来の酒税法でなく、租税特別措置法=特例措置としたことにあります。
”ビールに似たものが売れたからそれに税金を掛ける”この根性がイヤだったのです。

ビール類税一本化により10年かけてビールの税金が安くなる一方で発泡酒などは少しずつ高くなることになりますが、わかりやすいことが大事なのではないでしょうか。
美味しいビールをより安く飲める国にして(ビールが嫌いな人もいるとは思いますが)…飲める方は安くて美味しいビールを楽みましょう。

「YouTube」ボタンからチャンネル登録をぜひよろしくお願いします!