中田宏チャンネル_161018_346_大麻

10月17日に大麻取締法違反容疑で鳥取県智頭町の37歳の男が逮捕されました。
これを聞けば「大麻、悪いよな。逮捕されて当然だよな」と思うかもしれませんが、この男は実は大麻加工販売会社の社長です。
すなわち大麻そのものの栽培から、繊維加工して販売するという会社の社長で、がっかりしました。
というのも、大麻=単にワル・悪ではなく日本にとってはとても大切なものなのです。

YouTube「中田宏チャンネル」を観ていただければわかりますが、私は事務所に大麻の繊維を堂々と置いています。

大麻は今はBMWやアウディ、ベンツなどで車の内装強化・軽量化のため、プラスチックと混合して使われています。
茎はかつてから日本の茅葺き屋根に使われてきました。
種は食料・たんぱく源として必須アミノ酸をたくさん含んでいる古来からの食べ物であり、油としても使われてきました。
また日本の伝統工芸の弓や馬具にも使われてきました。
しかし敗戦とその後のGHQ(General Headquarters/連合国軍最高司令官総司令部)による麻薬成分を含むものの取り締まりで大麻は一気に規制され、大麻=悪となってしまった歴史があります。

最新のデータでは、日本の大麻栽培面積は5ヘクタール、農家は40軒、栽培従事者は58人です。
昭和38年ころは面積は888ヘクタール、従事者は8625人もいました。
戦前は恐らく日本全国で栽培をされて1~2万の従事者がいたことでしょう。
これだけ日本で本当に多く利用されていたわけです。

麻の種類はいろいろあります。

麻
「麻地球日実行委員会」パンフレットより

現代の日常生活でも寝具などで使われるリネンは亜麻科の一種で、ヘンプが大麻です。

伝統工芸だけではなくて、麻を使った衣類を作る時にもわざわざ輸入しているわけで、多くの人たちがこれから先は日本で活用していこう、もっと広めようという方針を持っていたわけです。

それなのに、今回の逮捕。
鳥取県の平井知事が許可を出して栽培して、本当に罪は重いです。
単に大麻を好奇心で吸ったなどとは違うでしょう。
「あなたがしっかりしなきゃ広がらないでしょ」という時に残念でなりません。

誤解しないでください。
大麻=すべて悪、ではありません。
日本社会でこれから先、良い形で活用する。
そのためには良い形できちっと栽培することが大切です。

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