中田宏チャンネル_160825_#311_盲導犬

8月15日、地下鉄・東京メトロ銀座線・青山一丁目駅で盲導犬と一緒に歩いていた盲人の男性が線路に転落し、電車にはねられて亡くなる痛ましい事故が起きました。
耳が聞こえれば電車が入ってくる音やアナウンスに注意を払えますし、目が見えればなるべくホームから離れて歩くなどの工夫ができますが、盲人の方が盲導犬と一緒に歩いていてこのような事故が起きてしまったことは本当に痛々しい思いです。
青山一丁目駅は学生の頃から利用しているのでよく知っていますが、東京メトロ銀座線は昭和2(1927)年開業、日本最古の地下鉄で駅の構造も大変古いものです。
駅には太い柱が何本もあり、盲導犬と並行して歩けば柱と線路の間はギリギリの幅しかないことも報じられています。
危険な駅はホームドアの設置などを速やかにやって欲しいと切に願います。

私たちにもできることがあります。
盲人の方を見つけたら声をかけるということです。
私は白杖をついている盲人の方がいらっしゃると必ず声をかけますが、正直、盲導犬と歩いている方に声をかける習慣はありませんでした。
盲導犬と一緒なら安心かなという潜在意識がどこかにあったのかもしれません。
長崎原爆の日、8月9日のブログ「【長崎原爆から71年】『夏の祈り』は最後にしなければならない」で障害がある人たちと旅行したことを書きました。
そのなかの盲人の方が「何もなければ「大丈夫です」とお伝えしますが、声をかけてもらえるのは本当にありがたい」とおっしゃっているのを聞き、そうした方々と一緒に旅行するなかで白杖の方に声をかける習慣が身に付きました。

クロックポジション

一緒に食事をするときは、目の前にあるお皿について「4時から8時のところにハンバーグがありますよ」「10時から12時に付け合せのポテトがありますよ」という説明をしました。
「クロックポジション」と言いますが、こうすると盲人の方も食べ物の場所が分かり自分で食べることができるのです。
盲人の方への声かけは「接した事があるからできる」一つの体験から学んでいます。

一方、今回の事故での街角インタビューでは「どういうふうにしていいか分からない」と言う人が多いようでした。
子供たちには学校教育の現場で障害がある人と接する機会をつくる必要がありますし、様々な啓発をしていくとことも大事です。
私たち大人はこの事故を教訓に街角で白杖や盲導犬連れの方を見かけたら声をかけるようにしましょう。

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