中田宏チャンネル_160819_#307_お遍路4

お遍路の旅はいよいよ、第1番礼所・霊山寺まで戻って来ました。
12年前の8月にここをスタートして、戻ってくることができたわけです。

お遍路を通して実感した事は、約1300kmを歩きますから大変だろうとは覚悟していました。
トラックが国道をビュンビュン走る隣で歩くこともあれば山中に入ることもありました。
第12番礼所・焼山寺に到着するには「遍路転がし」といわれる山をいくつか越えていかなければならない道程で、本当に転がり落ちてしまいそうな岩をよじ登って行かなければならないところもありました。
平坦な道ではないことはわかってはいましたが、実際にやってみないと分からないことを多く実感しました。

これだけの距離を歩くとなると自分たちの力だけでは何ともならないことも感じました。
私達は子供2人と歩き、妻は荷物を持って先まわりをして洗濯をするなどサポートに回ってくれましたが、自分の身の回りの大きな荷物を抱えて歩くお遍路さんはたくさんいます。
それに比べれば私たちは随分と楽な道のりでした。
それこそ昔は行き倒れの人もいたとか、飲み物をいただいてようやく命が繋がったという話も聞きます。
私たちのお遍路はサポートがあってこその恵まれたものでしたが、なにごとも人とのご縁があって何とかなるものだと改めて感じました。

たくさんの宿に泊まりました。
「宿坊」は夏にはやっていても冬は開いていないことも多いため、お遍路宿と呼ばれる地域の旅館や民宿にも泊まりましたが、「お接待」の施しで本当によくしていただき、人情を感じましたし、美味しいお料理で元気をもらいました。
「また来てくださいね~」と言われ、もう一回行きたい!と思うのですがお遍路である以上は前に進まなければいけない、同じ宿に戻れないわけで、本当に一期一会です。
「逆打ち」を行っている人と正面からすれ違ってご挨拶をして話し込むことがありますがこれも同様。
人と人の出会いはいま出会えた人とも次はいつ会えるかわからないことも実感しました。

昨年のお遍路の最中には10数年ぶりの再会という奇跡もあり(15/08/28ブログ「”反省”すること多いですが!私が12年前にお遍路をはじめた本当のワケ」)、それもまたお遍路が導いてくれた大切なご縁でした。

13年かけて一周して来ましたが、子供たちの納経帳にまだお印が付いていないところもあるのでそこを埋めるためにまだ少し続けます。
今度は自分のペースでのんびりと巡るつもりです。

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