中田宏チャンネル_160803_#296_千代の富士

7月31日、九重親方として長年にわたって相撲界に貢献してきた元横綱・千代の富士関が亡くなりました。
都知事選挙の開票が始まる前、ニュースでテロップが出た瞬間にはショックで思わず声を上げてしまいました。

体が締まってカッコよくて、小柄ながら大きな力士を投げる横綱らしい威風堂堂とした姿は相撲をやっていない私にとっても憧れの存在でした。
隆々とした筋肉は肩の脱臼などを補うためにトレーニングを積んで身につけた「鎧」と称されていました。
取り組みが終わった後に肩を押さえる姿は痛々しそうで、それでもまた回復して戻ってくる、そんな横綱が大好きでした。

北海道松前郡福島町にある横綱千代の山・千代の富士記念館に足を運んだこともあります。
そこには横綱推挙状が飾られてあり、「品格力量抜群に付き横綱に推擧す」と書かれていました。
時々この言葉を思い出しますがが、朝青龍(第68代横綱)の不祥事や、白鵬(第69代横綱)が「子供が見ても分かる」と審判を批判したり「かち上げ」という横綱らしくない使う姿などを見ると、千代の富士はザ・横綱だったとあらためて思い返します。

相撲と、例えば柔道は日本発祥の武道です。
柔道はオリンピックを機にどんどん広がって世界でもポピュラーな競技になりましたが、同時に少しずつ日本らしさや武道の精神は失われていきました。
青色のカラー道着など日本の武道ではあり得ないものですが、世界に出たからこそ生まれたものの一例です。
一方、相撲の国際化はあくまでも日本の文化・しきたり・伝統のなかで行いながら外国人も受け入れているので、柔道と相撲の国際化にも違いがあります。

相撲では日本国籍が無いと親方になれないなどの問題もありますが、引き続き日本の伝統武道・相撲道として発展を続けて欲しい、そのためにも横綱千代の富士・九重親方には元気で相撲界を引っ張って欲しかったと心から思います。

ご冥福をお祈りいたします。

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