中田宏チャンネル_160801_#294_都知事決定

昨日、東京都知事選挙の投開票が行われ、290万票を超える得票で小池百合子新東京知事が誕生しました。
投票率は59. 7%となかなか高い数字だったようです。
2位の増田寛也候補には100万票以上の差をつけており、マスコミで報じられている通り「圧勝」と言えるでしょう。

昨日からの報道を見ていると「風を読むのが上手」「劇場型の選挙を展開した」「石原慎太郎元都知事に厚化粧と言われたことを逆手に取った」「グリーンのものを身につけてきてくださいというグリーン作戦で一体感を演出した」などが勝因として挙げられていますが、これらは表面上の分析でしょう。
選挙に出る身としては、そんなことで勝てるのなら楽なものです。

小池氏自身に本質的に都民に訴えるものがあったことがポイントでしょう。
1つ目は後出しじゃんけん(立候補表明)が有利と言われるなかで先出しをして潔く自分から手を上げていったスタンス。
2つ目は政策の中身のリアリティーです。
女性の視点で語る待機児童や介護の問題についての見識が信頼に足るものと評価されたのではないでしょうか。

これから小池都政が始まりますが、就任すると最初に議会各会派へ挨拶まわりを行います。
最大会派の自民党、公明党、民進党とそれぞれ回っていきますが、恐らく自民党の控室では自民党議員がそれなりに待って応対すると予想します。
ここから都議会との関係の第一歩になります。

私はオール与党議会と戦って横浜市長に就任しましたが、会派挨拶回りの事前調整をしていたにも関わらず、訪れても「市長には会わねえ」ともぬけ(蛻)の殻で、部屋には誰も待っていないという洗礼を浴びました。
しかしこの先オリンピックがあることや圧勝だった結果を考えれば、恐らく小池知事のことは待っていると思います。
これからどのような関係を築いていくのかに焦点が集まるでしょう。

小池氏は、昨日の当選後の記者会見で「これまで見たことのない都政を実現する」と語っていました。

今まで「見える都政」ではなかったことを踏まえ、都民の暮らしを考えて地方行政をきちんと展開をしていくなかで、見えなかった都政を見えるようにすることが小池氏の第一歩だと思います。
そして、その後は都民が都政を見なければダメです。
知事にお願いだけのお願い民主主義ではダメですから、都民の姿勢も問われます。

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