中田宏チャンネル_160719_#285_18歳選挙権

東京都知事選挙は早くも6日目に入りました。

先日の参議院議員選挙で18歳以上の投票が解禁され、我が家でも19歳の子による投票最年少記録?が出ました。
今回の都知事選でも東京都民で18歳以上の人は投票できますが、そもそもなぜ18歳選挙権になったのかをご存じでしょうか?

メディアも私も参院選は「3分の2以上の改憲勢力」に注目してきましたが、実はこれに大きく影響します。
18歳以上の参政権・投票権としたのは憲法改正があったからです。
憲法改正のためには国民に信を問わなければなりません。
3分の2以上は「国会の勢力」を指しますがこれで憲法改正が決まるわけではなく、3分の2以上の国会議員の発議で国民に改憲提案をできるようになるのです。
そして最終的には国民の過半数をもって憲法改正となるのが日本国憲法に書かれている手続きです。

ということは国民は投票をしなければいけないわけですが、そのための国民投票法が長らく日本にはありませんでした。
先日、イギリスがEUからの離脱を問う国民投票を行いましたが、日本には国民投票法そのものがなかったので改憲もなにもありませんでした。
自民党は長らく改憲を訴え続けていましたが、手続きを整えていなかったので「できないことを言ってきた」とも言えます。

今から9年前、平成19(2007)年に「日本国憲法の改正手続きに関する法律」(国民投票法)が成立しました。
その附則第3条には以下のように書いてあります。
『国は、この法律が施行されるまでの間に、年齢満18年以上満20年未満の者が国政選挙に参加することができること等となるよう、選挙権を有する者の年齢を定める公職選挙法、成年年齢を定める民法その他の法令の規定について検討を加え、必要な法制上の措置を講ずるものとする』

この法案審議の過程で、諸外国を見ると満18歳以上から国民投票できるところも多いし、そうするのであれば国民投票の投票権と参政権の一致をさせるべきだという議論になって、上記の附則が盛り込まれたわけです。

平成26(2014)年にこの附則に基づいて、日本維新の会(当時)が真っ先に国民投票法改正案を提出しました(当時、私は維新の会の国対委員長代理でした)。
そして自民党・公明党・民主党(当時)とともに改正案を成立させ、18歳の投票が認められて今に至ります。
18歳投票権は憲法改正議論から始まり憲法改正につながる大変重要なものなので、本当に大切にしてもらいたいものです。

富山県富山市出身で現在は横浜で生活をしている大学生がいます。
彼の住民票は富山にあります。
先日の参院選の際に「住民票は富山にあるから投票できないな」というので、「不在者投票(選挙中に投票権のない場所にいる時に滞在先で投票できる)を利用しては?」とアドバイスしました。
富山市のホームページで不在者投票の申し込み用紙と誓約書をダウンロードし記入して富山市役所選挙管理委員会に送ると不在者投票用紙が送られてきます。
そして、それを使って横浜市の最寄りの選挙管理委員会で富山の選挙区の投票をすることができるのです。

東京都知事選挙は31日投開票ですが、住民票は東京だけど学生生活を遠方で送っている学生や、仕事で選挙期間中は東京から出ているなどの方は東京都選管に送付請求をすれば投票用紙を送ってくれますのでぜひ活用してください。
皆さんの一票を大事にして下さい。

日本で男女20歳選挙になったのは戦後(昭和20年)です。
18歳投票権は最近ですが、これらの歴史は重く受け入れて大切にしていきましょう。

「YouTube」ボタンからチャンネル登録をぜひよろしくお願いします!

「YouTube」ボタンからチャンネル登録をぜひよろしくお願いします!