中田宏チャンネル_160715_#284_海の日-2

仏ニースでのテロが気になりますので、いずれ扱うつもりですが、週末の7月18日は海の日ですので、その制定をあらためて振り返ってみます。

明治9(1876)年に明治天皇陛下が函館・青森とご巡幸され、7月20日に横浜に帰港された日にちなんで「海の記念日」として定められたのが始まりです。
平成8年に祝日法によって祝日になり、7年後にはハッピーマンデーの一環で7月の第3月曜日が海の日になりました。

海は大事です。
連日、尖閣諸島周辺の中国船のニュースも流れています。
国連海洋法条約では、領海は12海里・経済水域は200海里と決まっていますが、これはそれほど古い話ではありません。
日本も昭和50年代から国内法を整備して批准したわけですが、もともとはいろいろな議論がありました。
戦前は3海里が常識的な領海でした。
当時の沿岸砲で不審船を撃つ砲弾が届く距離がおよそ3海里=5556mだったそうです。
その後、領海幅をもっと広く取ろうなどと議論が行われてきました。
主に日本を含む先進国など船技術を持っている側は人の近くまで行きたいので3海里でいいじゃないか、発展途上国側はズケズケ領海に入られたら困るので200海里、いやそれよりもっと広く!などと主張をしてきました。
また、東西冷戦(東側=共産主義/西側=資本主義)の構造のなかでも同じような議論が行われていました。
紆余曲折あってその妥協の産物的に結果として領海は12海里・経済水域は200海里で現状は落ち着いています。

日本はよく小さな島国と言われます。
ロシア・カナダ・中国に続いてキリがありませんが日本の領土は世界で62位、本当に小さいです。
ところが海洋面積(経済水域)で比べてみると、アメリカ・フランス・オーストラリア・ロシア・イギリス・インドネシア・カナダに次いで日本は8位となり、それだけ広い範囲の領域を持っているのです。
海の日を迎えるこの機会に「海」について大事に捉える必要があるでしょう。

尖閣諸島「人が住んでいないのだから要らない」などと暴論を吐く人がいますが、仮に中国のものになった場合、単に日本から無くなるだけではなくあの場所に中国の領海・経済水域が設けられることになるのです。

尖閣
(Wikipediaより。赤枠は筆者)

このように考えると、私たち日本人はこうした海の問題にしっかりと意識を持つべきです。

海に守られてきた日本の歴史や美味しい海の幸に恵まれてきた食文化もあるわけですから、ぜひ夏が始まるこの機会に「海」について想いを巡らせてみませんか。

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