中田宏チャンネル_160713_#282_都知事選候補者

明日からの東京都知事選挙の候補者が出揃いました。

月曜日には、かねてから出馬の動向が注目されていた増田寛也氏が出馬表明しました。
7月5日のブログ「【都知事選】増田さん出馬!理由は「握れるから」一体ナニを?」で増田氏は出ますよ!と書きましたが、その通りになりました。
増田氏は自民党と公明党が推薦とのことです。

そして昨日、突如、出馬表明をしたのがジャーナリストの鳥越俊太郎氏です。
こちらは民進党・共産党も含めてつい先週まで行われていた参議院議員選挙の国政の枠組みそのままの野党共闘の形になりました。
それにしても演出は見事でした。
鳥越氏の記者会見に舞台袖から古賀茂明氏が現れて「鳥越氏を支持する」と一本化をアピールしました。
また、すでに立候補を表明している宇都宮健児氏については鳥越氏と夕方に会談をしましたが、どうやら宇都宮氏は独自に出るようで、その意味では、出来レースではないと言えるかもしれません。

また、昨日の午後には上杉隆氏が記者会見をして出馬表明しました。
先日亡くなった鳩山邦夫さんの秘書だった上杉氏は、昨日ちょうど鳩山さんのお別れの会がありましたが、その鳩山さんが都知事選挙に出た経緯もあり、いわばその意思を継ぐという意味合いもありそうです。
上杉氏はいま批判の対象になっているマスコミの問題、その本質的な問題である記者クラブ制度について歯に衣着せぬ発言をしてきた人で特徴のある方です。
それ以外にも、山口敏夫元労働相など出馬予定の方が多くいらっしゃいます。

シャキッとしないのは政党です。
自民党・公明党は舛添さんの辞任に対して「製造者責任」を認めて謝りました。
しかし、あれが参議院議員選挙の途中だから謝ったという方便だったのならダメですね。
きちんとあの反省に立って軸を持った候補者選定をしてもらいたかったところですが、残念ながら自公にその軸は見えませんでした。

返す刀ですが、民進党もまるっきり最後まで自分たちがどういう人を擁立したいのかが見えてきませんでした。
「舛添氏は自分たちが担いだ人ではない」というアドバンテージがあったからこそ民進党には先手も打てたはずです。
「言わんこっちゃない。こういう考えで行こう!」と進めるべきでしたが、その軸が見えませんでした。
すなわち自民党・公明党にも民進党にも、軸を見ることはできませんでした。

今回の選挙は何で選ぶべきでしょうか?
私が軸として打ち出すべきだと思ってきたのは、日本一恵まれた財政の地方公共団体である東京都だからこそ発生した漫然とした都政・傲慢な知事・ぬるま湯の議員や公務員、これらに対してきちんとしたスタンスを明らかにすることです。
東京都の政策は、高齢社会にどう臨むか、待機児童問題にどう臨むか、日本をどう牽引するかなど、どの候補でも課題はあまり変わらないでしょう。
今回の選挙は舛添問題に対してきちんとかたをつける、いわば政党としての人事が選択肢にあることが求められていたと思いますが、それはありませんでした。

翻れば、平成14(2002)年に横浜市長選挙に出るときも同じでした。
オール与党で自民党も民主党(当時)も公明党もみんなが4期目の現職を担ぎ上げるなか、横浜市の財政は赤字放漫垂れ流し、累積債務は膨大になっていました。
この状態に市民は薄々まずいと思っていましたが、政党はその責任を選択肢として用意しませんでした。
「99%負ける」と言われた選挙でしたが、結果的に市民は私を選択しました。
すなわち「変えて欲しい」というメッセージだったのです。

政党がしゃきっとしない都知事選挙ですが、有権者の皆さんは政党ではなく候補者に焦点を絞って見ていく必要があります。

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