中田宏チャンネル_160414_#222_TPP

後半国会の大きな焦点の1つであるTPP議論が紛糾しています。

英文で6000ページものTPPの協定文の和訳などを政府はどこまで情報開示するのかは大いに議論の対象ですが、いま民進党などが「これでは審議にならない!」と反発しているのは交渉過程の資料についてです。
政府は「一応」出しましたが、ほとんど黒塗りで見られないので「のり弁のようだ」と言われています。

そもそもTPPの議論は、合意後4年間は交渉経過を明らかにできないと各国で合意されているので、(旧)民主党政権であったとしても同様のことをしたに違いありません。
それよりもむしろ問題なのは、甘利明・前TPP 担当大臣がいないことです。

本来であれば、これまでの交渉における経過について答弁席で甘利担当大臣に感触を聞ける状態にしておくことが大事でした。
交渉はかなり厳しいものだったでしょう。
例え答弁しても、何がどうひっくり返ったのか・どう譲歩したのかなど、具体的な交渉過程については答えることはできないと思いますが、交渉に参加した当の本人がこれまでの経緯を振り返ってその厳しさを語ることはあってもよかったはずです。

結局「TPP交渉について何も知らない人しかここ(議論の場)にはいないじゃないか」「資料を出せといったら黒塗りじゃないか」という状況で、これは政府側の失点といえるでしょう。

現在、京都と北海道衆議院議員補欠選挙が行われています。
夏には参議院議員選挙も控えています。

野党側の「情報開示をしろ」「こんな黒塗りではだめだ」、一方で安倍総理の「それは無責任なレッテル張りだ」、果たして有権者はどちらに軍配を上げるのでしょうか。

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