馬英九・台湾総統にお会いするために台北を訪れました。

20160322
(左から、家内・私・馬英九総統・高振郡国家安全会議副秘書長)

馬総統とは非常に親しくさせていただいています。
馬総統が台北市長だった時に横浜市と姉妹都市協定ともいえるパートナーシップ協定を結んだこともありました。
(※横浜-台北パートナーシップ協定=平成18(2006)年締結。日台関係に風穴を開けた協定。その後、続々と都市間協定が結ばれ、2016年3月現在44にまで増えた)
横浜市長になる前、衆議院議員時代からすでに交流を深めていましたので、その後お互いが市長になったことで協定を結ぶに至ったのですが、外交とは肩書で行うのではなく人間関係がある上で実を結ぶものだということを実感しました。
日本人同士でも同様ですが、人間関係を外交で大いに活かし、日本の国益になるよう付き合っていくことが重要ではないでしょうか。

馬総統については台湾国内でいろいろな評価があります。
1月16日に行われた総統選挙と立法委員選挙ではいずれも野党・民進党が勝利し、間もなく5月からは蔡英文氏が新総統になり、立法院は民進党が多数を占めて進めていくことになります。

馬総統は中国経済を台湾に取り込むために、中台間で自由貿易協定のECFA(エクファ・Economic Cooperation Framework Agreement・両岸経済協力枠組協議。中台版FTA(Free Trade Agreement)に相当)を締結し、交流を促進して経済・人・交通の往来を増やしてきました。
ある意味で日本も同じで、このこと自体は批判の対象ではないでしょうが、一方で台湾が地域や国として微妙なバランスの中にあって、国内で「このままでは政治的にも中国に取り込まれてしまう」といった批判がくすぶった結果が、1月の総統選挙と立法委員選挙での民進党大躍進に繋がったと言われています。

5月からの蔡英文新政権は、台北駐日経済文化代表処(=事実上の大使館)の処長に、平成17(2005)年から台湾の行政院長(=首相)を務めた謝長廷氏が就任することが大きく報じられました。
対日ポストに台湾の最重要人物を起用したということです。

安倍政権と蔡英文政権の新しい日台関係が始まりますが、対中国・東アジアについては微妙な舵取りが求められます。
安倍総理と蔡英文新総統はウマが合い互いに情報のやりとりができる関係でしょうから、ここはぜひ阿吽の呼吸を図りながら東アジアの平和と発展のために影響を行使することを期待します。

馬総統には「総統任期が終わったらできるだけ早く私人として日本に来ていただきたい」とお伝えしてきました。
日本にいつでもどんな理由でも来られる状態を作ることで、日台の人的往来のモデルケースになるでしょう。


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