中田宏チャンネル_160315_#201_大阪校長発言

大阪市立茨田北(まったきた)中学校の寺井寿男校長が全校集会で「女性にとって最も大切なことは子供を2人以上産むことだ」などと発言したことが話題になっています。

校長はその後の報道などで「「子供を産むべきだ。義務だ」と言っているわけではないので発言の前後もよく読んで欲しい」と述べていて、読んでみました。
男子に「子育ては女性だけの仕事ではない、助け合いながらするものだ」
体の具合で子供に恵まれない人もいることを前置きした上で例えば「親に恵まれない子供を里親になって育てることはできる」
など、非常にバランスの取れた内容だと私は思いました。

しかしこれが教育委員会に問題発言だと匿名電話があったそうで、校長は「前後もよく読んで欲しい」として、発言の前後も含めて学校のホームページに公開したところ、大阪市教育委員会から削除するよう依頼があり、今は削除されているようです。

この校長はあえてこのような議論をすることが大事だと考えて意図してやったことではないでしょうか。
少子社会の問題は日本という国やコミュニティーにとっていろいろな意味で大きな問題です。
だからこそ昨今の保育園問題も「保育園落ちた」ブログのとおり騒がれているわけです。
もちろん保育園増設はその解決方法の1つですし、経済格差問題も原因でしょう。
また子育ての大変さや核家族化が進むことによる孤独感・煮詰まり感があるのも現実です。
そうしたいろいろな問題の対処やケアは必要で政策を総動員しなければなりません。

一方、根本的な問題として価値観のことがあると思いますが、この校長が言わんとしているところも同様ではないでしょうか。

お父さんお母さんから生まれてきたその子供が大人になった時に、人として子供を作り産み育てることは義務ではないが幸せや喜びを感じたり、あるいは父母がいたからこそ自分が生まれてきたことに対して恩返しやささやかな責任を感じて生きていくことは、私は価値観としては非常に重要なことだと思うのです。

この校長は言葉に気を付けながらそれでもあえてこのような議論喚起をしたかったのではないでしょうか。
今回を機にともに大いに考えてみませんか。


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