20160309_#197

元航空幕僚長・田母神俊雄氏の政治資金にまつわるニュースが報道されています。
およそ5500万円が三つの政治資金団体から使途不明金になっている、金額も尋常でないと東京地検特捜部がすでに捜索に入っているということです。
当然、実態はこれから調べていくことになるでしょう。

田母神俊雄氏といえば「現実を踏まえた安全保障論」で、私も勉強になりましたし、傾聴に値する正論でした。
安全保障の専門家として一定の評価をされていた人ですし、また思想を含めて歴史家との評価もあった方です。
だからこそやはりこれだけの使途不明金が出ていることがもったいないと思います。
会計責任者あるいは本人が流用している、さらに田母神氏が指示して30万円を選挙運動に携わった方にお礼として渡したことも報じられていますが、もしそうだとすると事後買収になってしまいます。

返すがえす、正論を言っていくことはしっかりとリスク管理をしなければなりません。
田母神さんが言ってきたことは正論でした。
ただ、正論を声高に言えば言うほど日本社会ではバッシングの対象にもなるのは私も身をもって知ってきたことです。
濡れ衣まで着せられました。
そういう意味で、余計なところで批判されないようにすることは必ずやらなければなりませんが、この点は正直甘すぎると言わざるを得ません。

もう一つ残念なことは、田母神さんは保守論客の中で一人のスターで、保守陣営のいろいろな人が賛同して加わって選挙を手伝ったりしたわけです。
そうした人達がいながらこうした事態になっている。
言った言わない、田母神さん本人がやっている私はやってないと、こうなっているのは簡単に言えば仲間割れ状態です。
同じ方向を向いてる人たちが仲間割れをしたら、はっきり言えば、国にとってもマイナスです。
こうしたお金の問題などが出ないよう未然に防ぐ・注意することできなかったのかと思います。

今後の捜査の行方を見るしかありませんが、航空幕僚長の戦況・旗色、悪いです。


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