中田宏チャンネル_160201_#171_甘利大臣、辞任

先週は2人の政治家が「記憶が定かではない。記憶がない」と発言しました。

元兵庫県議会議員は裁判で「記憶にない」を90連発したそうです。
最初はあの号泣シーンがテレビで映し出されるたびに滑稽でしたが最近は気持ち悪いのでこれ以上テレビで放映して欲しくないと思うほどです。

もう1人は甘利明・経済財政担当大臣です。
甘利氏は「記憶が定かではないので調査してから公表する」としていましたが、先週、その公表した結果をもとに辞任しました。

今回の甘利さんの辞任は「サプライズ」と報じられました。
安倍総理が甘利氏辞任の直前まで甘利氏を守る姿勢を見せ「引き続き重責を担ってほしい」としたので、辞任せず続投するだろうとされていたにも関わらず辞任し「サプライズ」という見方です。

誰が「サプライズ」したのかで見方は2つあります。
安倍総理が本当に守るつもりだったとすれば総理自身がサプライズしたということになります。まさか辞めるとは思わなかったということです。
マスメディアも国民も急でびっくりした方の「サプライズ」は、安倍総理は守ると言いつつ甘利氏が自分の意思で辞任するという花道、美学だという花道を作ったことに対する「サプライズ」でしょう。
本当のところははわかりませんが。

今回の疑惑は領収書や渡したピン札番号まで全て綺麗に写真が撮られていたりと甘利氏は引っかかってしまったのではないかと噂されたり本人もそれに近い表現もしていたようですが、いずれにしても嵌められようがマネートラップであろうが日本にはないおとり捜査であろうがこのような事態になったこと自体がアウトで辞任は致し方ありません。

秘書が300万円流用していたりあるいは何度も接待を受けていたりと、政治資金規正法に照らしたときにある種の道義上の問題、秘書への監督責任が果たされていなかったことで辞任したわけですが、告発側と甘利氏側の言い分に違いがあるのでその違いは政治資金規正法の記載の問題としてまだまだ終わりではないでしょう。
また、口利きによって収入を得てるのではないかというあっせん利得の問題も残ります。

今日の午前、与野党の幹事長会談が行われて石原伸晃氏新大臣としての演説をもう一度やり直して質疑をやることで調整することになったようですが、野党側は当然まだまだ追求を終わらせたくはないでしょうが、この政局の思惑とは違って事実関係からも問題はまだまだ終わらないと言えます。


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