中田宏チャンネル_160129_#170_トリプルゼロ

週刊朝日が1/29号で「国会で「トリプルゼロ」“サボり”衆参議員65人」との記事を出しました。

20160129
(朝日新聞出版サイトより)

田原総一朗氏が会長を務めるNPO 法人「万年野党」が発行する「国会議員三ツ星データブック」のデータで、65人の国会議員が仕事していないと書かれています。
国会で
●質問しない
●議員立法を発議しない
●質問主意書を提出しない
トリプルゼロの衆参議員が65人もいる、しかもそのうち54人は自民党、としています。

しかし国会活動は「会社」のようなところあってこのような項目だけで簡単に判断できるものではないこともあります。
国会議員、記事内の65人が全員サボっているわけではないだろうということです。

国会では、実際に質問する人もいれば、その質問時間を調整する(各)委員会の理事(役員)という立場もあります。
さらに最も忙しいのは議員運営委員会(議運)という常設の委員会ですが、この委員が質問することはまずありません。
議運は
●本会議をいつやるか
●各党の時間配分はどうするか
など国会全体の運営を決める委員会です。
公式委員会開催でなくても毎日のように呼び出されるなど他の委員会よりも忙しいのですが、今回のデータには好数字が出てこないでしょう。

ほかにも裏方である国会対策委員会(国対)活動もあります。
(ちなみに国対は「委員会」が付きますが国会の公式委員会ではなく、政党の党務の一つです)
さらに自民党や民主党などでは国会活動だけではなく広報や財務、経理などの党務も行わなければなりません。
こうしたものも党職員や議員秘書だけがやるわけではなく議員も作業しています。
党務や入閣して政府活動など国会外での役割分担があるのも国会議員の実情で簡単にデータ通りではないと言わざるを得ません。

かくいう私も万年野党発表の2013年度議員立法ランキングで、衆議院議員第2位になったことがありますが、実は当時に国対委員長を務めていたことが大きな理由です。
国会で議員立法提出の調整をする役割がある国対委員長は提出の際に責任者として名前を連ねるケースが多く、結果として名前がよく出るわけです。
当然、法案をじっくり検討して作った人と共同で提出するのですが、国対委員長は実際に練り上げたわけでなくても表に出てくるのです。

会社でも、営業先でプレゼンする人だけで会社が成り立つわけではありません。
経理で伝票計算する人、総務で備品管理する人などの管理部門の人もいてこその会社で、国会活動もそのような部分も見る・評価するもあると言えます。

ただし、本当にサボっている人も散見されましたが。


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