中田宏チャンネル_160121_#164_ヘイトスピーチ

1月15日、大阪市議会でいわゆる「ヘイトスピーチ」を規制する条例が可決されました。
条例ではヘイトスピーチを「特定の人種や民族の個人・団体を社会から排除し、憎悪などを煽る目的で誹謗(ひぼう)中傷すること」などと定義して、市は外部有識者で作る審査会で判断の上、スピーチを行った個人や団体名をホームページなどで公表するそうです。

「嫌い」な人は誰にでも居ようかとは思いますが、「嫌い」という表現は適切に使うべきであって、人格を貶したり論理が破綻した誹謗中傷の言葉を投げかけて何か決めつけるようなことは全く賛同できません。
ましてや日本においては政治や政策議論と人格が混同されがちなところがあり以前からこの問題に向き合う必要性を感じていました。
「表現の自由」に名を借りてメチャクチャやっていると、どこかで法的規制をしなければならなくなってしまうという社会教訓にしなければなりません。

元旦のブログ「【謹賀新年!】今年も中田宏チャンネルで「言っちゃいます!」で、世界全体で排他的ナショナリズムが台頭しているとお伝えしました。
今回の大阪市条例はその逆に排他的になってはいけない価値観を提示した点で方向性は正しいと思います。

今回は市条例で今のところこのような国の法律はありませんが、例えばドイツにはドイツ刑法130条「民衆扇動罪」なるものがあります。
大阪市条例とおなじように、特定の人々に対する憎悪を扇動したり尊厳を傷つける行為をした者に適用され、この中には「ナチス・ドイツを礼賛する言動」までも含まれ違反した場合は最長5年の禁錮刑が科されますので、日本よりも厳しくなっています。

私自身もいろいろ言われています。やられてます。
「中田宏は朝鮮人だ」や「帰化したやつだ」など、インターネット上で誹謗中傷・ウソ捏造・罵詈雑言が書かれています。
私は朝鮮半島出身や帰化した人間ではありません。
それでもしつこく聞かれることがあったので、過去にブログで戸籍を公開したこともあります。
http://nakada.net/blog/509

しかし私が最もイヤなのは「朝鮮半島出身者だ」と言われることではありません。
このようなことで人を批判する”その根性”が嫌です。

今後、このような条例でさらに厳しくなることなどないようにそれぞれが適切な表現を考えることが必要です。


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