20160118_#161

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長野県の軽井沢町で発生した14人死亡のバス事故は本当に痛ましい事故になっています。
実は私の知り合いの息子さんも含まれていたということがわかり、ますます他人ごととは思えません。

このバス事故、バス事業会社ESPのずさんな運転管理が大きな問題になっています。
例えば当日、バス運転手の点呼が社長の遅刻によって行われていなかったことやあるいはルート変更が勝手になされていた、さらにはツアーが終わった後に押印される終業点呼簿が事故が起きた時にもうすでに押されていたなど本当にめちゃくちゃです。
健康管理ができていなかったかなど個別のことが事故につながったというよりもこの会社の体質が事故につながったことは間違いないことだと思います。

このような事態が起こりますと運送業の悪循環ということを思わずにいられません。
乗客を乗せるバスあるいは荷物を運ぶ運送業にしても人手が少なくそして例えばガソリン代が値上がった時などになかなか値段に反映されにくい業界になってしまっていて、そして業界にますます人が集まらなくなる。
人が集まらなくなってずさんな管理でもっとコストを下げようとするような悪循環となってしまうのでしょうか。

われわれにとっても「安さを疑う」ということが必要なことだとも思います。
今回このツアーを企画したキースツアー社も東京からスキー場までの基準運賃27万円という規制を大きく下回り19万円で発注してバス会社ESPもそれで受けているということですが、こうした安い金額すなわちその会社を疑うということが必要になってくるのでしょう。
わたしたちも「安いから」というだけでの利用に陥らないようにしていくことが「消費者の意思」を伝えていく上で重要ではないでしょうか。
最も大事なことは「安かろう危なかろう」ということを無くすことです。
その意味で規制や法令をしっかりと整備していくことが必ず必要になります。

私は既得権が跋扈する規制については見直しが必要だという立場が基本ですが一方でこうした人の命が関わる規制については重要視しています。
このバス事業会社ESPは昨年に健康診断などがしっかり行われていないということで行政処分を受けてますが、それは一部の車両の使用停止ということだったそうです。
一つの違反から会社全体が営業体制をしっかり見直すような指導なども必要でしょう。
規制そのものはバス事業会社は1999年には2294社に対して2000年に大幅に規制緩和されたことによって2013年には4486社と事業者数が倍増しています。
参入しやすく緩くなって、結果としてどんどん質が落ちていくといったことは人の命がかかる運送交通事業者に絶対にあってはならないことですから、規制の見直しが必要だと思います。


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