中田宏チャンネル_160115_#160_道州制

北海道議会の自民党会派「自民党・道民会議」有志で、北海道を複数の「県」に分割してはどうかという「北海道分県研究会」が発足しています。
北海道は広すぎて行政がなかなか行き届かないことが背景にあるようですが、道庁のある札幌に経済・行政・文化的機能が集中していることを問題として挙げ、幾つかの「県」を作って県と市町村の距離を近くすることで、地域の実情に合った弾力的な行政対応が可能になるのではというものでしょう。
仮に分割すれば北海道を、道南・道央・道北・道東の4県やあるいは6県に分割するなどの案があるようです。

今後の議論は見守りますが、北海道は今や海外からの旅行客にとっても魅力ある場所で、農産品なども北海道ブランドが確立されています。
北海道はすでにあの大きさでひとつの「道」としてあるわけですから、分割よりもこの規模メリットを活かして、国政である外交や安全保障以外を一手に自分たちで引き受ける「道州制」にチャレンジしてもらいたいと思うのです。

小泉純一郎政権時代、北海道の道州制を目指そうと総理以下、国側が熱心だった時期がありました。
平成15年8月に総理から高橋はるみ知事に「北海道特区の提案をして欲しい」と要請されてその後に北海道が提案を行い、平成18年12月13日に国会で道州制特区推進法が成立しました。

北海道で道州制特区の実験を行ってそれを全国に広げようというもので、当時横浜市長だった私は素晴らしい取り組みだと見守っていました。
しかし残念ながら知事をはじめ北海道の皆さんが熱心に政府に権限と財源を求め自分たちで政策決定するぞというアイデアが出ているようには見えませんでした。

北海道は農業だけではなく、経済における発展も期待ができます。
例えば、対ロシアとの経済での税収を道内に再投資する循環形成のための資源が十分にあります。
北海道は本当に魅力的ある土地だからこそ頑張って欲しいのです。

道州制は内政は道州が行い、外交や安全保障などは国がという「大」機構改革です。
北海道で実現できないようでは道州制は日本では無理です。

北海道分権研究会会長は喜多龍一元議長をはじめとして、フロンティア・スピリッツでぜひ道州制のチャレンジにも目を向けていただきたい。
そのことが日本に活力を与え北海道自身のこれからの覚醒に繋がると思っています。


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