20151221_#143

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※本ブログには映画の内容、いわゆる「ネタバレ」の部分がありますので予めご了承下さい

『海難1890』という映画を観ました。

パンフレットの表紙には荒れ狂う台風の海の上で木の葉のように揺れる一つの帆船が描かれています。
http://www.kainan1890.jp/

日本とトルコの友好125周年記念に制作された作品です。
125周年とは、1890年に日本にやってきたオスマントルコの軍艦エルトゥールル号が現在の和歌山県串本町沖で台風に巻き込まれて乗組員が532名が亡くなる惨事の際、地元住民が身を顧みずに海中に飛び込み69名を救出した事故が起きてから125年目ということです。

この史実と、トルコの教育でこの事が感謝の念で扱われていて親日家が大変多いことは知っていましたので、この映画はぜひ見たいと思っていました。

映画のストーリーでも実際の日本とトルコの関係にも続きがあります。
海難事故から95年、1985年のイラン・イラク戦争時のトルコによる日本人救出劇です。

イラクのサダム・フセイン大統領(当時)はイラン上空の航空機に対する48時間後の無差別攻撃開始を宣言し、イラン・テヘランの在留邦人は一刻も早く脱出しなければならない状況でした。
しかし自衛隊は海外派遣不可の原則のために、また日本航空も空路の安全が見込めないからと救援機は向かわず(向かえず)多くの日本人が窮地に追い込まれていました。
この窮状を知ったトルコのトゥルグト・オザル首相(当時)は95年前に日本人に受けた海難事故への恩義から自国民用の救援機を増機、200人以上の邦人をトルコ・イスタンブール経由で救ってくれたのです。

余談ですがこの事件のあとに自衛隊法は改正され有事の際に在外邦人を「輸送」はできるようになっていましたが、今年の安保法制で「保護」まで措置するようになったのはさらなる前進でしょう。

いずれにしても過去の日本人の行いが95年後の邦人救出に繋がったことなど歴史をきちんと学ぶ大切さをあらためて思い知らされました。

『海難1890』は全国300を超える映画館で上映中、トルコでも25日から300館以上で上映されるそうです。

http://theaters.toei.co.jp/TheaterList/?PROCID=02441

ぜひ皆さんもこの映画を見ていただきたいと思います。


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