20151106_#113

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昨日11月5日に大阪府知事選挙が告示されました。
8日には大阪市長選挙も始まり、22日に両選挙の投開票が行われる大阪ダブル選挙となります。

さて、この選挙の構図を見ると、府知事選・市長選とも、「維新VSそれ以外」という戦いの構図になっています。
「おおさか」維新の会はできたばかりの政党ですが、いわばこの選挙に向けて作った政党でしょう。
維新・大阪側が選挙のための話題づくりと同時に、立ち位置をはっきりさせるためにも作ったのがおおさか維新の会です。

「維新VSそれ以外」の構図ですから、国会で民主党などと何とかうまくやっていこうという現日本維新の党の松野頼久代表らとはっきり決別することによって、いわば、それ以外の政党と戦うおおさか維新の立ち位置をはっきりさせたということです。

さて、この相手方(それ以外)が健全であるか?と問われたら、私はそうは思いません。
率直に言って、自民党から共産党までが一緒になって候補を応援するとは、異様としか言いようがありません。
国政でも地方でも、議会で活発な議論をしなければならないなか、自民党から共産党まで一緒などとはあり得ないことだと思います。

ただ、共産党まで一緒となると異常ではありますが、一方で地方議会では往々にして「一緒」になりがちなことも事実です。

横浜市長時代の議会は、自民党・民主党・公明党らで「オール与党体制」を作り上げており、共産党は異論を唱えることが多かったですが時にオール与党に乗ったりというあり方でした。

これは地方自治体では、国民が選んだ議員の中から総理大臣を選ぶ議院内閣制の国会とは違い、首長も議会も市民が選ぶ二元代表制であることと関係があります。

議会が首長をコントロールしたい議会は、首長選挙をみんなで応援する「相乗り選挙」とするのです。
首長も議会も市民が選ぶため、地方議員が首長に陳情を呑ませたり予算要求していくためには自分たちが与党側でいたいのです。
相乗りして首長を担ぎ上げ、オール与党化して議会を構成する。これが特に都道府県知事や大都市の首長選挙のほとんどの姿だと言えます。

極めて大雑把に例えを挙げると、自民党は公共事業を増やせと、民主党は公務員を増やせと、公明党は福祉を増やせと首長に要求していくためには、首長をみんなで担いで自民党も民主党も公明党もみんな仲間になっておこうということです。結果として、首長と議会もそして議会内でも相互牽制が働かなくなってしまっています。

このようなオール与党体質をぶち破ったのが「維新」でした。

私自身は「とにかく2期8年で横浜市の財政を立て直す」と宣言し、この公約通りに進めました。
任期満了が見えてきた時に、議会をオール与党にしないために任期より前に辞めました。
(詳細は著書『政治家の殺し方』(幻冬舎)に記しましたので読んでいただけたらと思います。)
(先日はamazonで100円で売られていたようです(泣))

維新の会によってできなくなった「なあなあ」を取り戻したいのが維新の会以外のメンバーで、この4年間でその対立は決定的になり「維新憎し」という状態にまでなってしまいました。

今回の大阪ダブル選挙は、今後も維新との「対立型」で進むのかそれとも「なあなあ形」に戻すのか。
いずれにしてもやっぱり異様だなと思います。


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