20151027_#106

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安倍総理大臣が携帯電話料金が高いとして引き下げを検討するよう号令をかけました。

料金値下げについて反対する人は誰もいないと思いますが、日本の携帯の料金はそれほど高いのでしょうか?確かに主要国のなかで平均よりは高いようですが、桁が違うほどではありません。

しかし、10年前と比べて料金が約4割も上がっているそうです。理由はスマートフォンの出現。スマートフォンで動画なども見られるようになり、気軽にいろいろなものをダウンロードするようにもなりました。結果として通信量が増え、料金が高くなっているのです。

料金を安く済ませるために、SIMフリーの安いスマホを購入し、MVNOなる格安SIMカードを入れて利用する方法があります(MVNO=Mobile Virtual Network Operator(仮想移動体通信事業者))。しかし、格安SIMは大手キャリアが張り巡らせた通信網を間借りする方式なので、使う人がドンドン増えて混雑した時は大手キャリアの通信が優先されて遅くなるようですし、そもそも大手キャリアが全ての格安SIM申し込み分を受け入れられないという問題もあるでしょう。

そこで、料金値下げのための解決策として、日本全国どこでもWi-Fiを自由に使える国にすることを再提案します。
「再提案」としたのは、実は昨年5月21日に、衆議院・総務委員会の電波法改正議論で、新藤義孝総務大臣(当時)に提案したからです。

でも、全国にWi-Fi整備なんていったい誰がやるの?コストは?と疑問を持たれるかもしれません。

私が委員会審議で取り上げたのは、携帯を使っている人が1台あたり必ず払っている年間200円の携帯の電波利用料の使用方法についてです。

携帯の電波利用料以外に、放送局やアマチュア無線の電波利用料を含めると、総額は700億円を越えますがが、支出は地上デジタル放送総合対策が現在約半分を占めています。
この地デジ対策は来年度(平成28年度)に終了する予定になっています。すなわち、地デジ対策が終われば、700億円の半分、350億円はこれからはWi-Fiをどんどん日本に張り巡らせるべきだと主張したのです。

携帯の利用料金問題に加え、海外から来日する人が増え続けるなかで日本はWi-Fi環境が少ない国であることも大きな課題になっています。
日本人は大抵は定額制ですから、外出先でのWi-Fiはそれほど気にしないかもしれませんが、海外から日本に観光など短期で来た人は日本のプランを使用できません。
一方、私も体験しましたが、たとえばアメリカ・ニューヨークでは公園でWi-Fiが使えたり、イギリスでは地下鉄でWi-Fiが使えるなど、海外から来た人でもそのまま自分の携帯の利用が可能で、非常に便利です。日本もこれらの国のようにWi-Fi整備をすれば、日本を訪れる人々にとってより快適な滞在に繋がります。

質疑のなかで、新藤大臣は次のような発言もしています。
「確かに地デジの関係が半分近くを占めております。シンプルに、この部分がなくなって、そしてそのほかの支出がないということになれば、利用料が下がる、負担が下がるということであります。」
すなわち、携帯電話の利用料が年間200円下がるということですが、この金額では正直、お得感がありません。

であれば、このお金を使って、日本全国にWi-Fiを張り巡らせませんか。
そうすれば、動画等の容量の大きいものはWi-Fiも利用でき、通信料が減るので月々の利用料金が下げられると思います。
数年で全国にWi-Fiを整備することが可能ではないでしょうか。

ちなみにこの「電波利用料」は、「道路」でかつて話題になった「道路特定財源」と同じく特定財源で、一般財源と違ってややもすると国会のチェックが働きにくく、放っておくと何に使われるか分かりません。

ぜひこの提案をみなさんにも応援していただきたいと思いますし、衆議院総務委員会の質疑も確認いただきたいと思います。

議事録の抜粋はコチラ
衆議院・総務委員会「電波法改正」中田宏質疑(抜粋)


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