20151023_#104

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横浜市都筑区のマンションが傾斜している問題です。
住宅の中では2センチのズレが生じ、傾いてしまっているそうです。

このマンションは横浜ということで私もよく知っていますが、NEC(日本電機)の大きな工場跡地に建てられたマンションで、計4棟・705戸が入っています。
マンションの販売会社は「三井住友レジデンシャル」施工主は「三井住友建設」問題になっているのは下請け会社としてくい打ちを行った「旭化成建材」です。

「旭化成建材」は、過去10年間で全国3040件のくい打ち工事を施工しており、そのうち、今回データの改ざんをした担当者が関わったのは9都県で41件にまたがるそうです。
テレビなどのコメントで多く出てくるのは「大手(業者)だから信頼して購入した」「名だたる会社の物件なのにこんなことになって」というものです。
私はあえて今まで指摘されていない点を喚起したいと思います。
今回の問題は「大手だから起こった」のではないかということです。

705戸も入るこのマンションの建設はいわゆる「大規模開発」です。最近では30階や40階もあるタワーマンションも多くありますが、こうしたものを手がけているのは全て大手でしょう。
手がけられる理由は「資金力」。資金力ある大手が大規模開発に乗り出すのです。

一般的な例として、大手支店長の任期は平均約3年でほかへ転任、その3年間でどれだけ成績を上げるかがサラリーマンとして問われるとのこと。
そしてそこでいかに大きな実績を残せるかがサラリーマン生命にかかってくるのです。
どの仕事でも納期は守られるべきですが、大規模案件をもいかに短い工期で成果を上げることができるか、大手の内部事情ではいわば「掟」になってしまっている部分があるようです。

一方、地場の中小マンション開発業者の多くは地域に根付いています。
大規模な物件は作らなくても地域の地盤のこともよくわかっている、協力会社と言われる下請け会社とも直接的によくコミュニケーションを取り、いわば「運命共同体」として仕事をする。
そしてなにより仮に自分たちの物件で今回のような大問題を発生させてしまえば、一発で倒産してしまう小体力(資金力)という現状があるので、より慎重に作業をせざるを得ないでしょう。

「ブランドだから」「大手だから」という安心感と今回起きた問題とのギャップが捉えられていますが、実態としてはむしろ大手の方がこのような問題がおこりかねないのではとも言えると思います。
同時に「大手だからこそ補償は受けられる」のも事実でしょう。

今後マンションを購入する際はこのようなことすらも念頭において業者を選ぶ必要があるのかもしれません。

※当初、テロップの一部が間違っておりましたので、修正いたしました。

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