20151021_#102

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視聴者「noirs」さんから、次のようなリクエストをいただきました。

「私は中田さんの以前の動画で、岩手のいじめを苦にした中学生の自殺の件のときに、教育行政に責任者がいない点の指摘を聞いて見地を新たにしました。
教育について、是非これ以外の点についての見識もお聞かせください。」

今回は「公教育」についての私の考えをお伝えしたいと思います。

まず皆さまが「公教育」と聞いた時、小・中学校の義務教育を思い浮かべると思いますが、私は以前から、小学校入学前の「就学前義務教育」を1年間設けたらどうかと考えていました。
いわゆる「学級崩壊」は、教員の増配などで収まりつつあるようですが、小学校入学の時には子供たちが「教育」を「受けられる」環境に身を置く必要があると考えているからです。
幼稚園の子、保育園の子など個々が違うバックグラウンドを持っていることを前提として、けじめ・あいさつ・礼儀など共同生活のマナーを教育の前に身につける期間を就学前に義務教育として設けるということです。
この期間を設けることで、小学校に入った時に、子供は「教育を受ける」ことに、教師は「教える」ことに専念ができるようにしたいと思います。

そして私が「公教育」のお題で一番に挙げたいのは「日本の英語教育」についてです。
日本の英語教育は本当にダメです。自分勝手に書きますと、私も日本の英語教育の被害者です。
中学校で3年・高校で3年・大学で4年と計10年も勉強しましたが、全然喋れません。
これは、成果が上がっていない教育の最たるものだと思います。

日本の受験勉強の英語で、海外に行くあるいは海外から来た人たちとコミュニケーションが取れるかといったら取れません。
しかしほかの国に目を移すと、留学経験がないような高校生や大学生がネイティブの人たちと英語で話しています。決して流暢ではないし、文法も正確ではないけれども、コミュニケーションはとれています。

英語はコミュニケーションツールです。文法、読み書きにばかり傾斜しすぎの日本の英語教育は、コミュニケーションツールとしての英語を教育する方向にシフトしていかなければいけません。

先日、イマージョン教育を実施している広島県の英数学館小学校を視察してきました。
この教育では、教科学習や日常生活の50%~70%を英語の環境にすることで、英語力と国際感覚を身につけることができるそうです。
当然、日本人の生徒が集まる教室ですが、生徒が英語を喋り、英語で授業を受けている姿はもはや日本人には見えないほどでした。
イマージョンクラスの生徒は、小学校5年生の頃には理科の授業を英語で受けることができるようになります。「メダカが卵から孵化する」という理科の授業を英語で受けるのです。
もちろん日本語は国語としてしっかりと教えられます。社会やほかの科目も日本語で行われますので、日本語がおろそかになることもありません。

英語を話しはじめるために最初にやらなければならないのは、英語のアルファベットと発音を一致させることだそうです。例えば「LとR」「BとV」の区別がつくというようなことです。
「”This is a pen” からはじまる英語教育ではダメだ」と担当の方がつくづくおっしゃっていました。私自身もそれを実感しています。

イマージョン教育の例を参考にするなどして、日本の英語の授業が「無駄な時間」にならないよう、今の日本の英語教育のあり方を変えなければいけません。


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