20150924_#084

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これから、特に日本は外交のシーズンに入ります。日本の国会が事実上閉会し、世界では国連総会、APEC等の大きな国際会議が続き、そこでの2国間会議も花盛りになるからです。
国会閉会で総理や大臣も行きやすくなります。国会開会中は国会審議を優先せざるを得ず、仮に会期中に海外に行くとなると「国会軽視だ!」とされるので、国会閉会中が外交シーズンになるのです。

今週の月曜日・21日にはモスクワで岸田文雄外務大臣とラブロフ外務大臣の日露外相会談がありました。
岸田大臣は「北方領土問題について話した」とする一方でラブロフ氏は「協議しなかった」と発言するなど両国間の温度の差が表れています。
現在ロシア側は北方領土を返還するつもりはさらさら無いでしょうが、日本はそれで良いわけはないので交渉は続けなければならないのですが、教訓にすべきは「一度取られたら戻ってこない」ことです。
今までも北方領土返還交渉は続けていましたが、ロシア側は「第二次大戦の結果だ」と繰り返すのみです。
率直に考えてロシアは当面経済的に伸びる国ではないでしょう。いつかロシアが苦境に立たされ日本の援助がほしいときに交渉をしっかりまとめられるよう、今のうちのお膳立てが重要です。

また今週末にはオバマ大統領と習金平国家主席の米中首脳会談が行われますが、会談では激しい応酬になるという予想が報じられています。
例えば「サイバー」問題。アメリカでは官民問わず、中国からサイバー攻撃に遭っているということについて、今までアメリカは再三指摘していますが一向に改まらないばかりか、中国側はそもそもこれ自体を認めていません。
また、何度も当ブログなどで発信している南シナ海で各国が漁業などをしていた場所に中国が軍事力で権益をどんどん侵している問題は、もはや日本やアメリカだけでなく、周辺国や世界から中国のやり方について相当クレームが出ています。この件についてもかなり厳しく応酬があるでしょう。
日本で安全保障法制が成立して日米の間が深まったタイミングでもあります。
オバマ政権は当初は中国重視でしたが、今はリバランス政策でアジア・太平洋全体重視に変わっています。中国に対してより厳しい姿勢なっていることを踏まえて米中は議論をすることでしょう。
その上で、私は今回の米中首脳会談は大きなニュースはないだろうと予想しています。お互い水面下では丁々発止でしょうが、最後は「建設的な話ができた。両国はこれから先も話し合いを続ける」とオバマ・習両氏が握手して終わりでしょう。何か大きく前進する要素はないと思います。

安倍総理は(わざわざ公表する必要もないこととして)米中会談に臨むオバマ大統領に電話されたらいかがでしょうか。
「中国という国は、好き嫌い・良い悪いは別として、なかなかルールを守らない国で、見つからなきゃいいという思考回路の国ですよ。われわれ日本はなんだかんだ1500年くらい付き合っているのでよく知っています」と。


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