20150911_#078

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今日は9月11日
14年前にアメリカ、NYとワシントンで同時多発テロが発生し、その後の世界は「対テロ戦争」の様相を呈してきました。

アフガン“戦争”やイラク戦争はそれまでの戦争とは異なり「対テロ」的に両国が標的になっていました。
しかし戦争自体の正当性や、アメリカが数々行ってきたことが果たして正しかったのか疑念が生まれる事態も起こりました。

例えば、アメリカ軍による誤爆で民間人が亡くなるケース、アメリカが雇った民間軍事会社が全く関係ないイラク人17名を射殺する事件などが発生しました。
フセイン政権が大量破壊兵器を保有しているというアメリカのCIAの発表も、結果として存在しなかったことがわかり、イラク戦争の正当性も大きく損なわれました。
「対テロ戦争」が拡大するなか、結果的にアフガンやイラクの政情が収まったかというとそうではなく、未だに不安定な状態であることは日々のニュースからも分かります。

昨年からはイラク、シリア地域におけるISIS(以下:イスラム国)と称する、国家ではないテロ組織が存在感を増してきました。イスラム国は明らかにテロ組織です。自爆テロはもちろん、人々を拉致して無残に殺すこともします。

かつて、戦争は「国と国」でしたが、「対テロ戦争」の定義は、国を相手にしなくなったということでしょう。
それぞれの国が自己保存や生存を前提として相手に攻撃を仕掛けたり自国を防備する状態が国家間の戦争です。国家内に軍があり、交渉する窓口も決まっていました。
しかし、テロとなると相手は国家ではありません。リーダーはいるかもしれませんが、そのリーダーがいなくなったとしても動きが止まるわけでもありませんまた、リーダーが指示をしたから動いているとは思えないような散発的なテロ行為もあちこちで発生しており、交渉する相手もはっきりしません

大戦前の各国が、帝国主義を正当化して争う時代がありましたが、結果的に新しい秩序が長続きしたわけではありません。
戦後の新しい秩序は「冷戦構造」として成り立っていましたが、この「冷戦構造」も1990年代頃までに壊れていきました。
1990年代からは平和が長く続くかと思いきや、様々な局地戦が発生し、「対テロ」の概念が出てきました。
例えば徳川時代は長く続きましたが、後から振り返れば長かったということであって、“今”を生きる人には、時代の“どこ”を生きているかはわからないものです。
世界とは、私たちが当たり前と思う状態が長く続くものではありません仮に続いたとしても実は“今”は端境期で、節目に私たちは存在しているのかもしれません。

新たな環境が発生し、良かれと思う行動がまた新しい事態を生み、最終的には新しい秩序に変わっていくのだと思います。
これから先、どのように変わっていくかはわかりませんが、今から14年前の9月11日以来、世界の秩序が大きく変わってきていることは間違いありません。


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