20150902_#071

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学生が安保法案に対するハンスト=ハンガーストライキを行っていることについてさまざまな異論・反論・揶揄などが出てきています。

都内の現役学生などからなる学生ハンスト実行委員会が呼びかけて行っているもので、原則的には午前10時から午後9時までなど時間を区切って国会正門前などでハンストを行うものだそうです。

ネットにはいろいろな情報が出ています。

タレントのフィフィさんは「イスラムの断食月よりぬるい!」「ラマダンよりも楽で抗議になってない」とそもそもこれくらいではハンストになってないとも言っているそうです。

また、学生にコンビニおにぎり5個を差し入れたという支持者が、「私が渡したコンビニおにぎり5個をあっという間に平らげた。午後からのハンストに気力充実して挑むという。私に一礼した。なんて礼儀正しい若者たちであろうか」とツイートしたところ、「差し入れ食べてるんじゃ意味ないじゃないか!」という意見もあるようです。

さらに、ハンストの学生たちが点字ブロックの上に座っていた写真があって「そこに座ってはいけないだろう」と指摘されると支持学生が「ハンストの学生さんが点字ブロックを占拠した事が炎上していますが、そもそもあんな場所めくらは通りません、揚げ足をとるのはやめてください!(注:原文ママ)」とツイートしたことで炎上したそうだったりと、このハンストというパフォーマンスに対しては賛否が飛び交っています。

とはいえ、これらのことは全てネット上での話しなので、事実関係はよくわかりません。

私は、学生が国を考えてアクションしていることは大いに賛同しますし、学生にはぜひまともな議論をして欲しい、この1点だけを強く願います。

フィリピン、あるいはベトナムなどが南シナ海の島をどんどん中国に奪われているのをご存知でしょうか。サンゴ礁を埋め立てられ、島化してそこに軍事施設を造られているのです。私は現場に何度も足を運んでいますし、フィリピンの国会議員とも大いに議論してきていますが、このように自国を守りきれていないというケースが実際に多く存在するのです。
今回の安保法案は、こうした国際情勢においてきちんとした防備をしないとやられてしまう可能性があるということです。

中国だけを敵視しているわけではありません。
このような現状に対して日本は今後をどう考えていくのかがこの安保法案で問われなければならないのです。

「この安保法案は違憲!」との意見もありますが、それでは自衛隊は合憲なのでしょうか?この議論も必要です。自衛隊だけはご都合主義で合憲、しかし集団的自衛権は違憲というのは違うと思いますし、間違いなくセットで議論すべきです。

日米同盟でも、自分たち日本だけ完全に安全な場所に身を置くということは国際関係上ありえません。日本という”国”は引越しはできないからです。この現状で、日米同盟が東アジア地域にどのような役割を果たしていくのかも考えなければなりません。

アメリカが理不尽に勝手に起こした戦争は別として、東アジアで有事が起きてアメリカが役割を果たそうという時、日本は「戦争に巻き込まれたら困るから」と何もしないで日米同盟を維持できるでしょうか?維持できないなら結果として防備のために自衛隊をドンドン増強するということでいいのか?というような議論も必要です。

「外交努力」が大事ともいいます。聞こえはよいですし確かにその通りですが、外交努力だけではどうにもならないこともあります。防備を固めつつも交渉していくという努力をしないで外交努力だけで何とかなるのか?という議論も必要でしょう。

ハンスト中の学生にぜひ考えて欲しいのは、今、求められている議論は「何を、どこまでやるのか」で、「廃案にする・全部なしでいい」や「今のまま突っ込んでいけ」ではないだろうということです。

今回のストライキは、ストは半分で、残り半分はアホみたいな国会の両極論とそれを煽るマスメディアなど低次元にはつきあわずに自分達で「日本は何をどこまでやるべきなか」を考える機会にしてほしいと思います。


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