20150828_#068

「YouTube」ボタンからチャンネル登録をぜひよろしくお願いします!

毎年、家族でお遍路参りをしています。
四国八十八カ所巡りです。弘法大師の足跡を追うお遍路です。
今年は、71番札所・剣五山 千手院 弥谷寺から85番の五剣山 観自在院 八栗寺まで歩きました。

弥谷寺は香川県三豊市にあり、そこから高松市内の八栗寺まで行ったわけですが、一日に平均約20km、今年最も歩いたのは最終日で1日に32km歩きました
平坦で舗装されている歩道であればスタスタ歩けますが、山道などはそう簡単に距離は進めません。それぞれ寺院の間隔も違いますし、さまざまな状況の変化があるので毎日歩く距離は違います。

今年もいろいろありました。

12年間、毎年参っているのですが、夏に一日中歩いて汗をびっしょりかいて、今年は太ももからふくらはぎまで汗疹(あせも)ができました。最近は汗疹ができることなど珍しいのではないでしょうか。私自身も子供の時以来のことです。
また以前、なりかけたことがあったので熱中症に気をつけようと、塩を用意して舐めながら歩きました。

地元では「自分の代わりに歩いてくれてありがとう」と「お接待」というお遍路さんを支援する昔ながらの風習があります。歩いている最中に「お遍路さん、お遍路さん」と呼び止めていただき、おもてなしでスイカを頂いたりと本当に嬉しいひと時もあります。
また今年は香川県内のお遍路だったのでうどんが美味しく昼を楽しみに歩くこともできました。

奇跡的な出会いもありました。
お遍路さん同士はお互いすれ違うと挨拶をするのですが、ある方に「こんにちは」とご挨拶したら「あらっ」と私の顔に気づいた方がいらっしゃいました。
その方はちょうど10年前のお遍路で会った今は70歳過ぎの女性です。
10年前に21番太龍寺や22番平等寺など徳島県を歩いている時に私と家族に会ったのを覚えていて「10年ぶりですね!」と声をかけてくださったのです。
今年はお孫さんを連れてお遍路に来ていた、宮城県の気仙沼の方です。
気仙沼といえば東日本大震災に巻き込まれたお一人でもいらっしゃるわけで、そのようなことも足を止めてお話しをすることができて、偶然の再会に感激しました。

お遍路を始めたきっかけですが、実は、子供の教育のためでした。
それぞれ21歳・19歳とすっかり大きくなりましたが、始めたのは上の子が10歳の時でした。
何か家族で一緒に体験できるものを始めたかったのですが、ただ「楽しかった~!」とはしゃいだ写真だけが残るようなものではなく、体験を家族で永く共有しあえるようなものをと思いついたのがお遍路でした。

小さかった子供はもう大学生1・3年生になりました。今年で85番まで歩くことができましたので、来年いよいよ88番目の大窪寺で結願しそして1番目の霊山寺に戻ることが視野に入ってきました。いよいよ来年の13年目でお遍路はやり遂げることになると思います。

大都会で暮らす子供達が、虫を見るだけでキャーキャー騒いだり、喉が渇いたら自動販売機で冷たいものが買えたり、暑ければすぐエアコン入れたり、といった生活では感じることができない原点に立ち返るために子供達と歩いてきたお遍路の今年のご報告でした。


「YouTube」ボタンからチャンネル登録をぜひよろしくお願いします!