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中田宏の知っトク解説。
今回は「経済成長率」について解説します。

最近のニュースで「景気拡大は戦後最長」などと聞いた人もいいと思いますが、景況を表すデータが経済成長率です。

前回このコーナーで「GDP」について解説しましたが、ここで簡単におさらいしておくと、「GDP」は物の生産やサービスの提供などで一定期間に生み出された付加価値を数値化したものです。そして今回解説する「経済成長率」はその「GDP」を基に計算されます。

前年のGDPと今年のGDPを比較すれば前年対比の経済成長率がわかります。

前年のGDPよりも今年のGDPのほうが大きくなれば経済成長率はプラスになります。
成長率が上昇すれば経済活動が活発になった、すなわち景気が良くなったと言われます。
逆に経済成長率が下落すれば経済活動が弱くなった、すなわち景気が悪くなったと言われます。

GDPに名目値と実質値があったのと同じように経済成長率にも名目経済成長率と実質経済成長率があります。
考え方はGDPと全く同じで、物価があがった分も含めたものが名目経済成長率、物価が上がった分を差し引いたものが実質経済成長率になります。

戦後の高度経済成長期は物価が上がり、経済活動も活発だったため、名目経済成長率の方が実質値よりも高くなっています。
逆に平成に入ってからはなかなか物価が上がらず、むしろ下落をしてきたので実質経済成長率の方が名目値よりも高くなっています。

平成24年(2012年)12月から今年1月までは74ヶ月(6年2ヶ月)ものあいだ経済成長が続いていて、史上最長の景気拡大と言われています。
ところが過去の景気拡大期と違って、名目での経済成長率でもせいぜい1〜2%台なので、数字は確かに成長していても実感がありませんので、実感なき経済成長と言われています。

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