20150730_#047

「YouTube」ボタンからチャンネル登録をぜひよろしくお願いします!

TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)交渉に関してはここ数年「賛成!」「反対!」と喧しくやってきましたが、最近は合意の方向に向けて少しずつ進んでいることでそれほど大きなニュースにならなくなってきています。
TPP交渉「賛否」の議論は収束していてきていると思います。

私は以前から、日本はTPP交渉に参加すべきと言い続けて参りました。
日本は貿易立国ですので、貿易条件をいかに有利にするかにエネルギーを使うべきで、守りに入ることを考えたらチャンスそのものを失うと考えているからです。
守りからもたらされるのは残念ながら国内産業の弱体化ではないでしょうか。

もちろん、日本のどの産業分野でも壊滅的になるようなことを望んでいるわけではありませんし、困難はあっても克服していけるとも思います。
時間的にみても、即時の関税撤廃というものもありますが、それでも今すぐとか来年から始まるものではありません。協定が発効して初めて始まり、それまでは準備期間もあります。
これまで牛肉やさくらんぼが輸入自由化されたとき、国内では創意工夫され、イノベーションによってブランド力を高めるなどして強くなりました。
こうしたことを思い起こしながら大いに自由貿易を活かしていくべきと考えます。
例えば、米(コメ)は、TPP枠を作ってもおそらく国内に入ってくるのは日本人が好むカリフォルニア米がほとんどでしょうが、カリフォルニア米は昨今、カリフォルニア内の水不足によって生産意欲が落ちています。
カリフォルニアでの種別農業生産額を見てみますと、1位は牛、2位はぶどうで、米(コメ)は18位まで落ちます
米(コメ)はカリフォルニア農業の優先上位ではないのです。
日本はむしろ「おいしい米(コメ)を輸出する」ことまで視野に入れられますし、そうであれば相手の関税がゼロであることが重要です。

そしてもう1つ、TPPの反対論で多かった「中国が参加していないから意味がない!」という理由ですが、中国不在で大きなTPPという枠組みを組織することで「参加したいならきちんとルール順守を」と世界経済をリードしていくことが重要です。

大詰めのTPP交渉、大いに身のある成果を政府に期待しています。


「YouTube」ボタンからチャンネル登録をぜひよろしくお願いします!