中田宏チャンネル_181119_#864_イッテQ

ヤラセ疑惑が持ち上がっている日本テレビの「世界の果てまでイッテQ!」が、11月18日夜の放送冒頭でテロップと女性のナレーションで謝罪しました。

「このたびは「世界の果てまでイッテQ!」(以下「イッテQ!」)の「祭り」企画をめぐり、みなさまに疑念を抱かせ、ご心配をおかけする事態に至ったことについて深くお詫び申し上げます。」
ということで、ヤラセについて明確に認めて謝ったわけではありませんが、今朝の日刊スポーツの記事によれば、その時間は約1分13秒だったということです。

日刊スポーツ「「イッテQ」お詫びナレーションも出演者は触れず」
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201811190000058.html

件は「世界で一番盛り上がるのは何祭り?」という番組スタート時からの人気企画ですでに100回以上も放送されましたが、疑惑の放送は今年5月20日の回で、タレントの宮川大輔氏がラオスの「橋祭り」というお祭りに参加して、水中に1本すっと伸びている25mの板を自転車で渡るスピードなどを競うというものでした。

ところが週刊文春が「「イッテQ!」は宮川大輔「祭り」をデッチ上げた」と報じ、実際ラオス政府も「ラオスの祭りでも文化でもない」と全面的に否定しています。

日テレ「イッテQ!」にラオス「橋祭り」やらせ疑惑
http://bunshun.jp/articles/-/9579

バラエティ番組とはいえ「全世界では毎日どこかで祭りが行われている、最も盛り上がるのはどこの何祭りなのか?」という企画になっていますし、お祭りは世界のどこでも「文化」で、こうしたテレビ番組を見て「よし、お祭りに行ってみよう」という人もいますから事実関係だけはしっかりしていなければなりません。

逆にバラエティ番組ですから参加する見せ方や演出はいろいろあってもいいと思います。
例えば架空の祭りとわかるようにして笑わせる、楽しませるのはありでしょう。

大学生の頃、昭和61(1986)〜平成元(89)年にTBSで「痛快なりゆき番組 風雲!たけし城」という番組がありました。

風雲!たけし城|バラエティ|TBS CS[TBSチャンネル] - TBSテレビ
http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/item/v0001/

まさに水の中を走って渡り切ったり上から大玉が転がってくる城壁をよじ登ったりする顛末が面白くてゲラゲラ笑いながら観ていましたけれども、その「たけし城」というセットを作るのに億単位の総工費を掛けていたそうです。
番組が作り出した「たけし城」というお城を攻め落とすという企画ですからこれはこれでよいのです。

そんなことを考えていたら、朝日新聞のこのイッテQ問題についての社説を目にしました。

(社説)イッテQ疑惑 放送への信頼傷つけた
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13772355.html

「「ない」ものを作り出して「ある」とする行為は、公共をになう放送番組として許されない。」
と述べて、
「フェイクニュースが横行する時代。何より大切にすべきは、この「信頼」ではないか。」
と結んでいます。
大賛成です。

ところがこの社説に
「お前が言うな」
と大ブーメランが返っています。
例の「従軍慰安婦」について朝日新聞は100%フェイクな記事を長年にわたって報じました。
そして検証記事でも決して意図的ではなく記者が誤った理解をするところから始まったというような説明をしたわけで、そりゃ確かに
「お前が言うな」
です。


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