中田宏チャンネル_181024_#846_中国ODA

10月23日午後あたりからネットニュースで流れ、24日の新聞朝刊にも載っていましたが、日本政府が中国への政府開発援助(ODA,Official Development Assistance)を今年度の新規案件を最後に終了するという方針を固めました。

25日から安倍晋三首相が訪中しますが、その際に中国側に伝えるということです。

ODAは先進国から開発途上地域に経済発展や福祉・生活環境の向上などのために援助・協力を行うための資金や技術支援などを指します。

今や経済大国第2位となった中国に日本が援助してるの?と思う方も多いと思かもしれませんし、私もやめるべきと発言してきました。

中国に対するODAは昭和47(1972)年の日中国交正常化を受けて55(1979)年に始まり約40年、続いてきました。

無償資金協力と技術協力などを足し合わせた総額は3兆6,500億円を超え、ピークの平成12(2000)年は1年間で2,273億円となりました。
その後だんだん減り28(2016)年は約5億万円となりましたが、”大国”となった中国に日本は援助してきたということです。

ちなみに中国へのODAはフランスやオランダ・イギリス・アメリカなども行ってきましたが、累計に占める割合は2位が21%のドイツで日本はその倍近い41%でダントツの1位です。

また今や経済大国第2位の中国は開発途上地域にODAを”出しまくっている”側で、国際舞台で中国は先進国・大国と開発途上国を使い分けてきました。

人で例えてみると、電車に乗ったり遊園地に入る時は子供料金を続け、大人になってアルバイトでお金も稼いでもお年玉は貰い、そして自分より小さな子供にはお年玉配っちゃってますという状態です。

その上、一端の大人だから有権者として言いたいことをガンガン
「俺の主張を聞け」
と言っているようなものです。

こうしたことから経済・軍事大国の中国になぜ援助という反対論があったわけですが、問題と考えてきたのは、ODAが日中友好になっていないということです。

日本が中国の発展のために巨額の援助をしてきたことを中国の人民(国民)はほとんど誰も知りません。

横浜市長の時、昭和48(1973)年に締結の友好都市、上海に行きました。
上海の空港は日本の400億円のODAが投入された空港です。
博物館で上海の歴史を案内するガイドに聞きました。
「上海空港を作るのに日本が援助したことを知ってますか?」
ところが答えは
「全く聞いたことがない」
というものでした。

正確には知らないというよりも政府が人民に知らせていないということかもしれません。

前に書きましたがインドでは
「地下鉄ができたのは日本の援助があったから」
ということをインドの国民はみんな知っていました。

2017/06/13「【インド・インフラ編】オススメは日本が支援したコレだった」

中国へのODAは誰のためだったのか?
「空港を作ったのは俺」
と言っているのが上海市長なのか国家主席のか、知りませんが。


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