「BRICs」や「VISTA」と言われる新興国の通貨が大幅に下落しています。

ここ180日の通貨安を見ていくと、BRICsの「B」Brazil(ブラジル)がこちら。

ブラジル

BRICsの「R」= Russia(ロシア)

ロシア

BRICsの「C」= China(チャイナ。中国)

チャイナ

さらに、インド。
こちらは過去最安値になっています。
BRICsの「I」= India(インド)

インド

出典: ja.exchange-rates.org

そして、VISTAの一国、トルコを見てください。
VISTAの「T」=Turkey(トルコ)

トルコ

8月に入ってからドーンと急激に下がっています。
実は8月に入ってから24%の下落、年初からでは50%以上下げています。

もともと新興国は全体的に通貨安の傾向にありましらが、トルコの暴落はアメリカとの関係悪化が原因です。
トルコがアメリカ人牧師を国内で拘束している件をめぐって、トランプ大統領がトルコ製のアルミ・鉄鋼などの関税を倍にすると打ち出して暴落しました。

このトルコにつられるように、同じVISTAの南アフリカもどーんと連鎖しています。
VISTAの「S」=South Africa(南アフリカ)

南アフリカ

こういう時は日本の円は通貨の発行量や経済規模も違い逆に高く買われるので、日本が同じようになることは考えにくいです。

通貨が安くなることは、輸出には悪くありませんが輸入はモノの値段が上がり国民生活は大変です。
トルコショックを日本で考えてみると、
今1ドル=約111円ですがトルコと同じように下落したら約166円になります。
そうすると現在、1リットル約150円のガソリンが150円から一気に225円になります。
そのほか、小麦や牛肉、豚肉などの輸入品が1. 5倍になるということです。

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通貨安とは違いますが、南米・ベネズエラは今、急激なインフレ「ハイパーインフレ」にあります。
今年1年だけで物の値段がなんと100万%になっているそうです。

原因はベネズエラは豊富な石油資源を輸出していましたが、原油安によって経済が低迷、さらにバラマキ社会主義政策が破綻しました。
ガソリン価格で例えば、1リットル150円が1500万円になってしまうわけです。

ベネズエラではデノミネーションすなわち通貨を切り下げ、0を5つ取ることになりました。

日本はこのようなことはないと思いますが、しかし借金は多いし、毎年の財政は一向に健全化しませんし、出口が見えない金融緩和を日銀は続けていますし、どうかこんな日が来ませんように。


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