20150717_#039

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5月20日の党首討論、いわゆるクエスチョンタイムで、共産党の志位委員長の「ポツダム宣言を読んでいるのか?」との問いに安倍首相が明確に答えなかったということで「首相はポツダム宣言を読んでいないのではないか」と話題になってしまいました。
おそらく「読んでいます!」と堂々と言ってしまうと「では諳んじてみろ」となってしまったりするので、あえて読んでいる読んでいないに言及しなかったのだろうと推測しています。

今年はこのポツダム宣言についても戦後70年で私たちが意識する機会に恵まれているわけですが、アメリカ人のタレント、ケント・ギルバートさんが夕刊フジに連載しているコラムに、非常にわかりやすく整理されたものがありましたので、ご紹介させていただきます。

ポツダム宣言は無条件降伏ではない」「日本政府は条件付で降伏をした」という主張ですが、これは弁護士でもあるケント・ギルバートさんがきちんと調べた上で、客観的に書かれたとのことです。

===以下、引用===
第5条は『Following are our terms』で始まる。「我々の条件を以下に示す」という意味だ。日本政府は条件付きで降伏したのである。

具体的には「軍国主義の追放」「領土占領」「日本領土は本州、北海道、九州、四国と諸小島」「戦争犯罪人の処罰」「民主主義復活」「平和的政府の樹立」などである。

そして、第12条には「条件が達成された場合に占領軍は撤退する」と明記してある。
===以上、引用===

「これらの条文を見ると、明らかに条件が定められての降伏であったことがわかる」とケント・ギルバートさんは主張されています。

また、第13条に、
・我々は日本政府が全日本軍の即時無条件降伏を宣言し、またその行動について日本政府が十分に保障することを求める
という記載がありますが、この第13条において初めて「無条件降伏」という言葉が出てきます。

ではなぜ「無条件」降伏という言葉が独り歩きするようになったのかということに関して、ケント・ギルバートさんは以下のように分析しています。

(注:ケント・ギルバートさんのコラムを筆者が整理)
GHQ最高司令官のマッカーサー元帥が自分の占領政策が降伏条件に縛られることを嫌い、トルーマン大統領に直訴
→トルーマン大統領は9月6日にポツダム宣言は双務的な拘束力は持たないと言い放ち、日本との関係は無条件降伏が基礎であると明記した指令文書をマッカーサーに送った
→日本は条件付で降伏したはずだが、トルーマン大統領が日本は無条件降伏だという主張を突然始めた
→GHQは、ポツダム宣言受諾イコール無条件降伏ということを、いわば洗脳するかのように知らしめていった
→現在に至る。

と無条件降伏という言葉が前に出てくるようになった流れを説明しています。

アメリカ人であるケント・ギルバートさんが客観的にしっかりと現実を見てみようと、弁護士という立場も含めて紐解いていたわかりやすいコラムを紹介させていただきました。

日本は今年、戦後70年迎えます。
もちろん戦争は誰も起こしたくありません。
そして、戦争を抑止するためにどうしていくのかの方法論は、今、国会で議論されています。
戦後70年の節目にこうしたことを考えてみるのは、私たちにとってよい機会だと思います。

(ケント・ギルバートさんのコラム)
ポツダム宣言は「無条件降伏」ではない 日本政府は条件付きで降伏した
「ポツダム宣言受諾は無条件降伏だ」と言い張る議論は空論


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