中田宏チャンネル_180510_#731_衣笠

野球のスーパースター2人の残念なニュースが飛び込んできました。
まず、4月23日に、私が小学生から中学生、高校生、大学生までのスーパースターの1人、広島カープだった衣笠祥雄(きぬがさ さちお)選手が亡くなられました。

私が子供の頃、プロ野球と言えば、はっきり言って全て“巨人”が中心でした。
もう、巨人一強ですし、人気はもう巨人が独り占めという感じで、全国どこ行ったってみんな野球帽は巨人のYGマーク、あれが野球帽だと思ってた時代。王貞治(現 福岡ソフトバンクホークス株式会社取締役会長兼GM)・長嶋茂雄(現 読売ジャイアンツ終身名誉監督)という巨人のスーパースター。それ以外の数少ないスーパースターの1人が、衣笠さんだったんですね。

衣笠さんといえば、何といっても連続試合出場記録です。
1970年から1987年間の17年間、毎日試合に出続けて、連続試合出場記録はなんと2,215試合でした。
衣笠さんは、鉄人衣笠と呼ばれていました。
その響きからは、“屈強な体”ということが思い出されます。
だって怪我したってデッドボールで骨折したって出続けたと言うことから、“体が強い”ということに、論評は行きがちですが、私はそれよりもやっぱり、「一流であり続けたから、続けられた」のだと思いますね。
だって、「バッティングは駄目」「守備がボロボロ」だったら、試合に出してもらえませんよ。

衣笠さんの生涯打率2割7分でした。
実はこれ、8,000打席以上、打席に立っている一流の人達ばかりの中で、歴代14位(2017年シーズン末現在)に入るんですね。ですから、多くの試合に出場しということになるわけです。

私が忘れられないのは、ドキュメンタリー番組(確かNHK)で、衣笠さんの特集をしていました。
そのドキュメンタリーの中で、衣笠さんは毎朝自宅で新聞を読んでいたんです。新聞とはスポーツ新聞でなく、一般紙を全部読んでいるんそうなんです。
“プロ野球人だからこそ、むしろ積極的に社会に関心を持つ”という姿勢を見ました。

その後、私が横浜市長時代に、子供の環境を語る有識者会議に参加していただいていました。そこでお会いした時、私は本当に震えるほど感動しました。
さてもう1人、やはりイチロー選手ですね。
5月4日日本時間(現地時間 5月3日)に発表されたあのニュース。「事実上の引退」と言うような活字が躍っているスポーツ紙もありました。しかし、その中身をよく見てみると、今季の残り試合には出場せず、“シアトル・マリナーズ 会長付特別補佐に就任”とありました。本人の希望通り、“チームに同行して練習もいつも通りやって、ユニフォーム姿でアドバイスを、行っていく。”、そういう役割を担うポストに就任したんですね。
マリナーズにとっては球団の大功労者であるイチローに、マリナーズで現役を終えてもらうという思いがあるでしょうけれども、しかし、これから先に誰かが怪我をした場合はイチローがまた選手に戻るという可能性がありますよね。

だってイチローですよ!

現役のまま、常に備えていくわけですから、その可能性も私はあると思います。
そして何よりも、来年(2019年)のマリナーズ開幕戦は、日本で対アスレチックス戦を開催することが決まっています。
ここに出る可能性、これも十分にありますよね。1打席限りの顔見世興行とか引退試合とかじゃなくて、真剣にイチローが試合にでる。その可能性はありますよ。

だってイチローですよ!

50歳まで現役でやる」って言ってるイチローは、その備えというものをやって、現役のままなんですから。


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