日本のど真ん中、華やかな地の代名詞である銀座、東京都中央区立泰明小学校の「アルマーニ」の制服が話題になっています。

この小学校の前は何度も通ったことがあり、その度に
「趣きがあって歴史と伝統を感じる小学校だな」
と思いつつ、
「どのくらいの生徒がいるんだろうか」
と心配になるような正に銀座のど真ん中にあります。

今回”銀座らしさ”にこだわってアルマーニがデザインする正確には「標準服」、実質的な制服の着眼は間違っていないと思います。
地元産の食材にこだわった給食とかあるいは地元の木材を利用した机で勉強することと発想は同じでしょう。

しかし高級ブランドのこれまた代名詞であるアルマーニということで学校や中央区教育委員会には500を超える批判が届いているそうで、率直に言って
「惜しい」
ですね。

「アルマーニだから」
批判が集まっているとすればだったらdunhillやCHANELだったら良いのかといえばそういう問題ではないでしょう。
時々足を運ぶ紳士服のAOKIだったらシングル・2ボタンのスーツは2万円強で、洗濯できるスーツで2万5000円くらいからでしょうか。
このくらいのスーツで世のお父さんが頑張っている日本で小学生の制服が8万円以上、
「それはないでしょう」
ということです。

もしも学校長や教育委員だったら、先方に「アルマーニ」ブランドの価値向上のためと理解してもらって今までの標準服「以下」の値段で制作してもらうことに交渉の執念を燃やします。

横浜市長時代、広告付きバス停を逆転の発想で導入しました。

横浜市
(横浜市)

それまで横浜市営交通局がバス停を一基、設置するのには100万円以上は掛かり、その後のメンテナンスも当然、市が行なっていました。
ところが広告付きバス停にしてからは広告以外に公共案内もディスプレイされ、夜もしっかり分かるようにライトで照らされ、落書きされても壊されても民間事業者がすぐにメンテナンスをする、すなわち設置も維持管理も全て民間事業者が行い、市のお金の持ち出しが逆にタダになりました。

 
通常
広告付き
設置税で負担
(100万円以上)
民間事業者が負担
メンテナンス税で負担民間事業者が負担
ディスプレイ案内無し有り
ライトアップ無し有り

この交渉の時に民間事業者に職員を通じて口を酸っぱくしていたのは
「横浜市で儲けようとしないでくれ」
「横浜市でとにかく安く導入できれば、必ず全国に広がっていくから」
「長い目で見たビジネスを」

ということでした。
その後、全国各地で見かけるようになったのは読者の皆さまもご承知でしょう。

東京都
(東京都)

名古屋市
(名古屋市)

京都市
(京都市)

大阪市
(大阪市)

※写真提供:MCDecaux社(広告はイメージ)

泰明小学校、惜しいです。
銀座らしさを出すことには大賛成ですが、値段が、高すぎです。


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