平成13年2月23日(金曜日)衆議院予算委員会

「情けない。国会は議論がかみ合わない以前に会話が成立しない。私、質問やめます。ばかばかしい」

23日の衆院予算委員会で質問に立った中田宏氏(民主党・無所属クラブ)が、外務省機密費(報償費)問題で「答弁は控えさせてほしい」と繰り返す河野洋平外相や外務省幹部の答弁に腹を立て、質問を途中で打ち切って引き揚げた。

何も明らかにしない政府答弁に怒った野党議員が質問を中断して審議ストップ――かつては国会でよく見られた風景だったが、「本当に帰ってしまったのは前代未聞」(衆院事務局)だという。中田氏分の残り約40分間、予算委は休憩になった。

機密費の中身ばかりでなく、報道された外務省内規の存在にも口をつぐむ外務省に対しては、野呂田芳成予算委員長も「事実かどうかは返事できますか」と促したほどで、中田氏の「開示された情報をもとに議論するのが民主主義の前提」との主張にうなずく議員は多い。ただ「質問放棄」は、与党から「懲罰にすべきだ」との声が出るなど物議をかもした。

2001.02.24(01:41)asahi.comより引用