中田宏チャンネル_180116_#654_もやし

昔はひょろひょろっとした子を”もやしっ子”などと言ったもので、それだけもやしは私たちの生活に馴染み深い食材です。

一人暮らしの頃は安上がりなので毎日のようにもやし炒めを作ってご飯のおかずで食べていたのが思い出深く、今でも麺と一緒にもやしを食べた時の「シャキシャキ」の食感が大好きです。

そのもやしの生産者が
「窮状にご理解を!」
と危機を訴えています。

上がり続ける“生産コスト”上がらない“販売価格”減り続けるもやし“生産者”が現状で、工業組合もやし生産者協会の資料によると、平成21(2009)年には全国で230社以上あった生産者の100社以上が廃業して現時点では130社を切っています。

もやし生産関連価格動向
http://www.moyashi.or.jp/wp/wp-content/uploads/kyujo.pdf
(工業組合もやし生産者協会資料「もやしの生産関連価格動向」より)

もやしの販売価格は上がらない一方で人件費が上がり、何よりももやしのタネ(中国産緑豆)の値段がどんどん上がっていることがわかります。

あるもやし生産者に直接、話を聞くと、平成10(1998)年に1キロ当たり150円だったもやしの販売価格が今では100円と33%も下がっているにもかかわらず原材料(タネ)の価格は2.5倍も高くなっているとのことでした。
もやしの価格は20年どころではなく40年前と比べても安いそうです。
私が一人暮らしをしていた30年前よりも当然、安くなっていて、現在の日本のもやしは世界一、安価です。

その事業者の話ではもやしの1日の消費量は人口の100分の1パックで、その1パックあたりの利益は1円あるかどうかですから本当に儲けが少ない食材です。

スーパーなどでは特売にして仕入れ価格より安く売られていることもありますが、いずれにしても儲けが出ない、社員の給料も上げられないから廃業に至り、10年前は従業員5人ほどの小規模の会社の廃業が多かったのに対して最近では30人規模の会社も出ているそうです。

もやし栽培のサラダコスモ(本社・岐阜県中津川市)にお話を聞くと、
「オーガニック認証や機能性食品の認証を受けるなどして付加価値を高める努力をしている」
とのことで、確かに昔と比べると最近のもやしは格段に衛生的で異物混入などもまずないので付加価値は十分に上がっていると思います。
子供の頃、母親のお手伝いで新聞紙の上にもやしを広げてもやしの皮を取ったものですが、今では機械で取り除かれたものが販売されているので調理も格段に楽になっています。

何でも安ければいいってものではありません。


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