中田宏チャンネル_170927_#581_家計金融資産

9月20日、日本銀行(日銀)は「家計の金融資産が過去最高額の1,832兆円に」と発表しました。

前四半期・3月末から24兆円もアップしており、その要因には株高で株式や投資信託が値上がりしたこともあるようですが、個人家計における預貯金も確実に増えているでしょう。
日本人の現金所有や預貯金率は52%(2.6%増)と伸びており、民間企業も1,166兆円とやはり過去最高になっています。

「個人も企業も金持ち日本!」
と喜びたいところですが、その陰で気になるのが日本の借金です。
国債など国の借金は3月末時点で1,071兆円とこちらも過去最高額です。

国債は国内外の金融機関や割合は少ないながらも個人で持っている方もいらっしゃいますが、保有の筆頭は日銀で6月末時点の保有率は40.3%、保有残高は437兆円(前年比約10%増)にも上っています。

日本銀行は金融政策で通貨流通量を調整し、国債は政府の借金ですから、いわば“お金を発行する日本銀行が借金を肩代わりする”という財政的に極めて危険な状態が進んでいます。
紙幣発行側が国の借金を肩代わりすればインフレや通貨の信用・信頼が下がることが懸念されるためです。

いずれにしても国の借金も国民の金融資産も過去最高の状況です。
「国の借金は国民の資産だから大丈夫だ」
という立場の政治家が少なからずいますが、ある意味では当たっています。
国が借金をすることによって国民が蓄財をしている構図になっているわけで、この借金あってこの蓄財という状況です。


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