20150624_#022

上のボタンでチャンネル登録をぜひよろしくお願いします!

1997年に神戸で起きた猟奇的な少年犯罪「神戸児童連続殺傷事件」の加害者・元少年Aが手記を出版しました。酒鬼薔薇聖斗という名で犯行声明が出されたこの事件、私は本当にショックを受けました。今であの時のなんともいえない落ち込んだ気分を思い出します。
この事件のことは夕刊で初めて知りました。記事を読んだだけでぞくぞくっとした感触を今でも鮮明に覚えています。

今回の出版には賛否が相次いでいますが、出版した太田出版社は、以下のように説明しています。
本書は決して本人の弁解の書ではありません。いわんや猟奇殺人を再現したり、忌まわしい事件への興味をかき立てることを目的にしたものではありません。」
一方その後には「少年期特有の、性的衝動、心の揺れなどがあったことがわかります。そしてそれだけの内面的な乱れを抱えながらも、事件が起きるまで彼はどこにでもいる普通の少年でした。」とあります。
客観的なつもりかもしれませんが、私にはある意味、弁明のように取れてしまいます。
私たちは、彼の言い分については、本当のことを知ることはできませんし、少年法で審議されてきたその裁判の記録すらも見ることができません。その意味で、一方的な考えの表明になってしまったのが現実、だと思います。

こうした犯罪が今後絶対に起きないようにするために、社会背景、あるいは本人の内面を分析して次の社会に活かしていくことは必要だとは思います。その意味では、学術的・研究的などに資するように彼の内面について発表すること自体は否定されないと思います。
今回は、「商業出版」であることが問題ではないかと思っています。出版社は否定をしたとしても、興味本位で多くの人がこの本を買う。その意味ではこの本が売れれば売れるだけ、その利益はどこへいくのかも論じなければなりません。諸外国でも同様の問題が発生していて、罪を犯した人間が犯罪手記を書くことによって稼ぐことが問題になっています。また、私はまだ研究し尽くせていませんが、この売上が犯罪被害者への賠償金を作り出すということもありうるということだそうです。

表現の自由は大前提としつつ、このような事件が繰り返されないためにそれまでのプロセスが遡られていくのがどのような形が良いかは難しい問題ですが、社会のルールを作っていく必要があると思っています。


上のボタンでチャンネル登録をぜひよろしくお願いします!