中田宏チャンネル_170829_#561_中国周辺国

『Newsweek日本版』8月15/22日合併号でスペシャルリポート「2050年 日本の未来予想図」と特集していますが、その内容が衝撃的です。

複数の寄稿がありましたが、最初に出てくるのがグレン・カール氏(元CIA諜報員、CIA=Central Intelligence Agency、中央情報局)で、この人物そのものの判断はそれぞれでしょうが、記事は極めて事実に正面から向き合っていると思いました。

冒頭にまず、結論的な内容が書かれています。
「地理的制約と人口動態は宿命的なものだ。日本は中国という巨人の影で、中規模の島国へと徐々に縮まっていくしかない」
誌面では”地理的宿命”を「名実共に超大国となった中国の陰で日本は「周辺の中等国」に衰退」と解説していますが、確かに日本は人口減少国家で国土も狭く、横の中国と比すれば中等でしょう。
同時にこれは日本が”落ちぶれる”のではなく”元々の姿”とも説明しています。
「中国(清朝)がアヘン戦争に敗れた1842年以降の歳月は、中国が歴史上最も弱かった期間であり、日本が一貫して優位に立つ特異な状況が続いた。」
※アヘン戦争=1940〜42。清朝vsイギリス

日本では一般的な日本や中国の評価は
「日本は経済発展していて清潔な国」
「中国は発展途上で不潔な国」
といったものだと思いますが、これは筆者や同世代のみならずいま生きている日本人全員が「今の」中国しか知らないから出てくる発想です。
予てから発言してきましたが、好き・嫌い、良い・悪いではなく、現実・事実認識として「日本優位という日中関係は歴史的にはせいぜいこの百数十年」ことを理解する必要があるのではないでしょうか。

今回の記事の「中等国」という表現は”一流・二流の国”を指しているのではなく、国際社会での政治的・存在的な「大」国に対しての「中」等国ということです。
その上で政治の方向性、どのように生きていくのかが問われます。


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