中田宏チャンネル_170705_#524_藤井聡太AI

将棋界の若きスーパースター・藤井聡太・四段がプロ棋士になって初めて負けました。
相手は佐々木勇気・五段。

藤井四段はまだ14歳!
プロに入って”初負け”がニュースになるなど聞いたことがありません。
何十年もプロ棋士の大の大人に勝ち続けて来たわけですから、新人類(古!)か異次元人でしょうか。

勝負ですから勝つこともあれば負けも当然あるわけで、勝ち続けて来たこと自体が凄い。
将棋の世界の厳しさについてプロ棋士から伺ったことがあります。
今から10年以上前、藤井四段の26戦目=26連勝目の相手となった瀬川晶司・現五段とじっくり話す機会がありました。

瀬川五段は小学生の頃に
「プロ棋士になるんだ」
と決めてから毎日将棋の勉強をして、藤井四段も入会したプロ棋士の登竜門である奨励会(日本将棋連盟のプロ棋士養成機関)に入りました。
しかしその後スランプが続き勝てなくなり、26歳で強制退会となってしまいます。
「プロ棋士になれない人生」と決定づけられてしまったのです。
その後、26歳から今度は受験勉強をして大学へ進学、サラリーマンになったそうですが
「将棋をもう1回やろう」
と思い立ち、アマチュア将棋で再スタート、チャンピオンになってプロを負かすこともありました。
そして奨励会史上で初めて「プロ編入試験」でプロ入りとなり、現在も活躍しています。

この瀬川五段が
「とにかく将棋は厳しい」
「負けるのも当たり前」
話していました。
野球で例えれば大リーグで数々の記録を打ち出しているイチロー選手でも”3割打つ”ということは”7割は凡打か三振”です。
将棋も負けは当たり前で、ただそこには「負け方」があってそこから学んで次には勝つことの繰り返し、ということでした。

そうした世界で藤井四段は勝ち”続けてきた”わけですから異次元の棋士と思うわけですが、その秘密はどうやら「AIソフト(人工知能。Artificial Intelligence)」にあるようです。
AIソフトと藤井四段は何度も勝負しているそうで、AIは人間の5手、10手いや20手先まで読んで指し、藤井四段もさらにAIに先回りして読む、これを繰り返してきたことが連勝の強さに繋がっているそうです。

AIは時々
「あれ?なんだその手」
と思う不思議な手を打つそうですが藤井四段負けず劣らずで、AIは撹乱されてペースが乱れてしまんだとか。
今後、学習能力があるAIが
「藤井はここで変な手を。こっちを撹乱して来やがって」
と考えて不思議な一手を打ち、藤井四段は
「AI、またやってきたな」
とさらに不思議な応酬を繰り返すのでしょう。

将棋はいったいどこに行ってしまうのでしょう?!


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