中田宏チャンネル_170703_#522_都議会選挙都民F

7月2日に投開票が行われた東京都議会議員選挙は、新聞各紙で次のような見出しで報じています。

読売 自民 歴史的惨敗…都議選 小池氏勢力 過半数
朝日 自民惨敗 過去最低 小池知事派 過半数
毎日 自民 歴史的惨敗 小池系圧勝 都民フ第1党
産経 小池勢力が圧勝 自民、歴史的惨敗
日経 小池系が過半数、自民惨敗 都議選 安倍政権に打撃 都民フが第1党

改選127議席のうち、小池都知事を支持する勢力が79議席と大きく過半数64を超え、一方の自民党は歴史的惨敗で23議席にとどまりました。
自民党の改選前の議席数が57ですから23というのはまさに歴史的大敗・地滑り的な惨敗と言えますが、新聞やテレビなどでは投票日から翌日にかけて政治評論家も皆「予想以上だ!」と解説しています。
私は先週29日(木)のブログで「自民党は20議席を超えるあたりがライン」と書きましたが、日本全国を見渡してみても「20議席前後」と言っていたのは少数ではないでしょうか。
6/29ブログ「【稲田朋美・防衛大臣】後方からミサイル誤爆!!!」
http://nakada.net/blog/10015

ではなぜ私が「20議席」と考えたのか?
それは私が政治評論家ではなく、実際に政治活動をしていたからでしょう。
世論調査などの数字に加えて、有権者の反応を体感した時に「自民党は競り負ける」と感じたからです。
自民党の敗因は具体的には
◯国会運営のあり方
◯加計学園の獣医学部問題の説明のあり方
◯豊田真由子議員の暴言・暴行
◯稲田防衛大臣の自衛隊関係の発言
などが挙げられます。

では現在までの「安倍一強」あるいは自民党の高支持率は何によって生まれていたのか?
「安倍さんや自民党の全てに賛同するわけではないが、民主党政権時代を思い出すと民進党は選択肢ではない」という支持層が今まで支えてきました。
今回の都議選ではもともと小池都知事はついこの間まで自民党議員でしたしその時代には閣僚も経験していますので都民ファーストと自民党とはいわば「親戚関係」と言えるなか、各種世論調査で「自民党がダメなので民進党」「いや、共産党」と支持を答える人はほとんど居ないでしょうが、今回は自民党員こそ大半は党の候補に投票したものの「自民党員ではないけれども今まで自民党を支持してきて不満を持ち始めた人」が都民ファーストという選択肢に一気に移ったということではないでしょうか。

そのなかで、選挙終盤の世論調査の数字と選挙戦の現場で私が観察したことや陣営の生情報をすり合わせると、「これは自民党は競り負ける」と考えたわけです。

実際、全42選挙区のうち28=66%・3分の2で自民党候補は次点です。
さらに定数1の武蔵野市や小金井選挙区や小金井市選挙区では3位と一気に都民ファーストに票が移ってしまったようです。

今回の大勝利で都民ファーストの国政進出が取り沙汰されています。
昨日の開票段階では小池さんはきっぱりと否定していますが、自民党にとっては、脅威でしょう。


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